シンタイソクテイ　初音ミク

(ようしょうのころにすんでいたいえにあった)

幼少の頃に住んでいた家にあった

(はしらにきざまれたいくつものしるし)

柱に刻まれたいくつもの印

(ぼくのしんちょうをおぼえておくために)

僕の身長を覚えておくために

(ははがうれしそうにかいてくれた)

母が嬉しそうに書いてくれた

(てっぺんがかすんでるせのたかいでんぱとう)

てっぺんが霞んでる背の高い電波塔

(どこまでものぼるはてのないえれべーたー)

どこまでも昇る果てのないエレベーター

(みあげたじぶんのひとみのおくには)

見上げた自分の瞳の奥には

(きっと、たしかなみらいのぼくがうつっていたんだ)

きっと、たしかな未来の僕が映っていたんだ

(いまとなってはぼくもそれなりのおとなになって)

今となっては僕もそれなりの大人になって

(せけんのなみにのまれながらちぢこまってる)

世間の波に飲まれながら　縮こまってる

(いちねんにいっかいのしんだんけっかには)

一年に一回の診断結果には

(ぜんねんとかわらないたいじゅうとしんちょう)

前年と変わらない体重と身長

(だれかとせいくらべすることもいやになって)

誰かと背比べすることも嫌になって

(ぼくなりのぺーすできょうもあるいてゆくんだ)

僕なりのペースで今日も歩いてゆくんだ

(ぼくのくびをつかんでかなしそうにわらうあくま)

僕の首を掴んで　悲しそうに笑う悪魔

(そいつのほんとうのしょうたいは、じぶんだ)

そいつの本当の正体は、自分だ

(くだらないりそうのたかさにせんをひく)

くだらない理想の高さに線を引く

(それがぼくのげんかいだっておもえるのなら)

それが僕の限界だって思えるのなら

(それいじょうでもそれいかでもないから)

それ以上でもそれ以下でもないから

(いつだって、そのこたえはじぶんしだいなんだ)

いつだって、その答えは自分次第なんだ

(さあ、いこうかぼくがえがくすいへいせんのかなた)

さあ、行こうか　僕が描く水平線の彼方

(たどりついたばしょでまつのは、じぶんだ)

辿り着いた場所で待つのは、自分だ

(いつわりのないたかさにせんをひく)

偽りのない高さに線を引く

(おもうよりもちっぽけなじぶんにあえたら)

思うよりもちっぽけな自分に逢えたら

(それいじょうでもそれいかでもないから)

それ以上でもそれ以下でもないから

(いつだって、ほんとうのぼくは．．．)

いつだって、本当の僕は．．．

(くだらないりそうのたかさにせんをひく)

くだらない理想の高さに線を引く

(それがぼくのげんかいだってひとはいうけど)

それが僕の限界だって他人は言うけど

(あすのぼくをはかるのはだれでもなく)

明日の僕を測るのは誰でもなく

(いつだって、そのこたえはじぶんしだいなんだ)

いつだって、その答えは自分次第なんだ