オールセーブチャレンジ

(こどものままわめいてもかんじょうはどうぐにならない)

子供のまま喚いても　感情は道具にならない

(かすむひびからぬけだしてあなたのことすくってあげる)

霞む日々から抜け出して　貴方のこと救ってあげる

(そうじてどうじないこいのかんせい)

総じて動じない　恋の完成

(こいはゆめもようあわのようにきえゆくもの)

恋は夢模様　泡のように消えゆくもの

(あいはおもくのしかかるげんじつ)

愛は重く　圧し掛かる現実

(どこまでもつきまとう)

どこまでも付きまとう

(ほしがればほしがるほどとおざかってしまうもの)

欲しがれば欲しがるほど　遠ざかってしまうもの

(あきらめたらいいこでしょうかこぎれいなけっかしゅぎですか)

諦めたら良い子でしょうか　小奇麗な結果主義ですか

(どうしてなんでもくぜんのびだんにいしをうばわれて)

どうしてなんで　目前の美談に意志を奪われて

(もっとがどをこえてきずつけあうのか)

「もっと」が度を越えて　傷付け合うのか？

(ねつりょうがりかいをくいつぶしていく)

熱量が理解を　食いつぶして行く

(それならば)

それならば！

(とめらんないこどうひびかせて)

止めらんない鼓動　響かせて

(みたいけんきぼうあいさせて)

未体験希望　愛させて

(ふあんかんいまぬぐわせて)

不安感今　拭わせて

(えがいたゆびについてきて)

描いた指に　ついてきて

(しりえないだれもしりえない)

知り得ない　誰も知り得ない

(そんなかいをていじせつにいのってるから)

そんな解を提示　切に祈ってるから

(ゆるされたいとねがうならだれかをゆるしたことはある)

「許されたいと願うなら、誰かを許したことはある？」

(ねつれつなほどみうしなうろんてんどんてんのよなか)

熱烈なほど見失う論点　曇天の夜中

(ひげきのひろいんはただなげいてそれでおわりなんでしょう)

悲劇のヒロインはただ嘆いて、それで終わりなんでしょう？

(あいするもののためそれならやけどもいとわない)

愛するもののため　それなら火傷も厭わない

(めいじてれいにあらがってむだってかみがのたまえど)

命じて例に抗って「無駄」って神が宣えど

(かえたいとおもったひりきなじぶんを)

変えたいと思った　非力な自分を

(いっしゅんでみのったかじつなどないときづいてから)

一瞬で実った果実などないと　気付いてから

(れいせいのかのうをみがきぬいたてづかいで)

冷製の「可能」を磨き抜いた手遣いで

(あまえたいこのよわさもきみのまえではみせない)

甘えたいこの弱さも君の前では見せない

(あいしてるということばがちんぷにひびかないようにああ)

「愛してる」という言葉が陳腐に響かないように、嗚呼！

(ほころんだりそうぬいあわせて)

綻んだ理想　縫い合わせて

(しっぱいもほこりかるがると)

失敗も誇り　軽々と

(ひだんていたいきたいをむねに)

被弾停滞　期待を胸に

(ぜったいゆずれないたったひとつ)

絶対譲れない　たった一つ

(かなわないなんてありえない)

叶わない　なんて有り得ない

(なにもかもをぜんぶすべて)

何もかもを、全部、全て……

(しんじてるよ)

信じてるよ

(いっしょう)

一生