生論

(とんでにげだしちゃってもいいじゃん)

飛んで逃げ出しちゃってもいいじゃん

(ふんでにじってねてわすれるわはは)

踏んで　躙って寝て忘れるわハハ

(くだらないことなんて)

くだらないことなんて

(このよぜんぶにきまってんじゃん)

この世　全部に決まってんじゃん

(つらいねえくるしいくるしいねえ)

つらい　ねえ　苦しい苦しいねえ

(だかららくしていきるんだって)

だから楽して生きるんだって！

(ただしくいきるって)

正しく生きるって

(だれかのためにやるとか)

誰かの為にやるとか

(あほらしいわあ)

アホらしいわあ

(うまれてるから)

生まれてるから

(いじでもらくにしたるわ)

意地でも楽にしたるわ

(れっとうもそがいもすべて)

劣等も疎外もすべて

(きえてしまえばいいのに)

消えてしまえばいいのに

(ああしんじたことをあやまちとおもえるなら)

嗚呼　信じたことを過ちと思えるなら

(いまもはいつくばってはいないだろう)

いまも這いつくばってはいないだろう

(けいはくでせつなてきなかいらくしゅぎ)

軽薄で刹那的な快楽主義

(いたいしそうからくらうさっしょう)

痛い思想から　喰らう殺傷

(どうかぜんにんをまもれるように)

どうか善人を守れるように

(けっちゃくをつけましょう)

決着をつけましょう

(いかりすらしにたえたさきで)

怒りすら死に絶えた先で

(くたばれるか)

くたばれるか

(にあかはぐどんか)

丹赤は愚鈍か？

(おそれはひきょうか)

恐れは卑怯か？

(せいじんくんしにはなれないが)

聖人君子にはなれないが

(そのさいていへんになんかなるものか)

その最底辺になんかなるものか！

(いんがおうほうのなぐさみなら)

「因果応報」の慰みなら

(きかないや)

効かないや……

(なぐりたいや)

殴りたいや

(きりはなされてゆけ)

切り離されてゆけ

(はちぶんになって)

八分になって、

(ごしゅうしょうさま)

ご愁傷さま！

(うっせえうっぜえめんどくせえ)

うっせえうっぜえめんどくせえ

(てめえがなってみなって)

てめえがなってみなって

(せいしんつれーししにてーし)

精神つれーし　死にてーし

(でもわれにかえって)

でも我に返って

(もうはんせい)

猛反省

(これもうぜったいあんせい)

これもう絶対安静？

(それはしけい)

それは死刑、

(ってめいってしまって)

って滅入ってしまって

(せいしんせいいきみにねっしん)

誠心誠意　君に熱心

(だったのがばかだって)

……だったのが馬鹿だって

(もうまいるね)

もう参るね

(せいせいとどうどうははいそうですか)

正々と堂々は敗走ですか？

(こうしょうもろんそうもちりぢりですが)

交渉も論争も散々ですが

(ながれるままにいきてみましょうか)

流れるままに生きてみましょうか

(いみないことしょうちでやりましょうか)

意味ないこと承知でやりましょうか

(にげだしてわらってしまえ)

逃げ出して笑ってしまえ

(あすのことはあすかんがえりゃいい)

明日の事は明日考えりゃ良い

(ばかなやつとわらってくれ)

馬鹿なやつと笑ってくれ

(いみもないじんせいだからさ)

意味もない人生だからさ

(みえなんてこわせ)

見栄なんて壊せ

(ずるくいきるぜ)

ずるく生きるぜ

(おまえもやってみなほら)

お前もやってみな　ほら

(さあ)

さあ

(いこう)

いこう。