週末のマーチ

(はじめはみんなおなじばしょくらうちんぐすたーとで)

初めはみんな同じ場所クラウチングスタートで

(ほはばちいさくこえはおおきくいまだすーつになれないが)

歩幅小さく声は大きく未だスーツに慣れないが

(たらないはしっこをたらないあたまひとつでかんがえて)

足らない端っこを足らない頭一つで考えて

(れつをみだすまじと)

列を乱すまじと

(はしれしょうじょなにをえらぶとも)

走れ少女何を選ぶとも

(あつげしょうのうらでないていても)

厚化粧の裏で泣いていても

(わらえきょうもあすがみえぬとも)

笑え今日も明日が見えぬとも

(さほどまわりはきにしていない)

然程周りは気にしていない

(もうぜんぶがぜんぶきらいになった)

もう全部が全部嫌いになった

(わかんないだろうな)

分かんないだろうな

(ふつかねこんでかんぱい)

2日寝込んで完敗

(いいかげんにしろって)

いい加減にしろって

(どっかのだれかのせいかつをうらやみながら)

どっかの誰かの生活を羨みながら

(いつかにこんだすーぷをのみのこさないようにって)

5日煮込んだスープを飲み残さないようにって

(きょうもめざすはしゅうまつだ)

今日も目指すは週末だ

(もがけようつくしいひとよ)

藻掻けよ美しい人よ

(きづけばとうにしらんばしょ)

気付けばとうに知らん場所

(よこもぜんごもいなくなって)

横も前後も居なくなって

(こえはちいさくさらにちいさく)

声は小さく更に小さく

(これじゃだれもきこえないな)

これじゃ誰も聞こえないな

(やっとむかえたこのへやで)

やっと迎えたこの部屋で

(あしたのことかんがえてきょうはねむるまじと)

明日のこと考えて今日は眠るまじと

(はしれしょうじょなにをえらぶとも)

走れ少女何を選ぶとも

(あつげしょうのうらでないていても)

厚化粧の裏で泣いていても

(わらえきょうもあすがみえぬとも)

笑え今日も明日が見えぬとも

(すでにまわりはもうみえない)

既に周りはもう見えない

(すばらしいどっかのだれかのせいかつがみえてしまうから)

素晴らしいどっかの誰かの生活が見えてしまうから

(わらえないさいずのふあんはずっとつれてくのだ)

笑えないサイズの不安はずっと連れてくのだ

(しかしそのかれらもおなじだった)

しかし、その彼らも同じだった

(このさきもずっとすごしていこうなぁきょうだいかいならせるまで)

この先もずっと過ごして行こうなぁ兄弟飼い慣らせるまで

(ぜんぶがぜんぶきらいになった)

全部が全部嫌いになった

(わかんないだろうな)

分かんないだろうな

(ふつかねこんでかんぱい)

2日寝込んで完敗

(いいかげんにしろって)

いい加減にしろって

(どっかのだれかのせいかつをうらやみながら)

どっかの誰かの生活を羨みながら

(いつかにこんだすーぷをのみのこすまえに)

5日煮込んだスープを飲み残す前に

(ぜんぶがぜんぶきらいになったっていいよ)

全部が全部嫌いになったっていいよ

(だけれどにつまりきったそいつをらっぷにくるんでさ)

だけれど煮詰まり切ったそいつをラップに包んでさ

(さいごのさいごのいってきはこぼさないように)

最後の最期の一滴は溢さないように

(だれもしらないそのれしぴをおもいだせるように)

誰も知らないそのレシピを思い出せるように

(いつかにこんだすーぷをまたひにかけるようにって)

いつか煮込んだスープをまた火にかけるようにって

(きょうもめざすはしゅうまつだ)

今日も目指すは週末だ

(もがけようつくしいひとよ)

藻掻けよ美しい人よ