シミュラクル／獅白ぼたん（ホロライブ）

(きらめきをゆびさして「まえにすすみなさい」と、)

煌めきを指差して「前に進みなさい」と、

(さしてせきにんないことばをだいた、)

さして責任無い言葉を抱いた、

(あじけないてんぷれーと。)

味気無いテンプレート。

(のしかかっていくうえいと、)

圧し掛かっていくウエイト、

(ほこりのつもったあいつのせきにそっとそう、)

埃の積もったあいつの席にそっと添う、

(さびしくなったきょう、)

寂しくなった今日、

(うしなうものばかりだから、)

失うものばかりだから、

(せめてこのあしあとはまもりたいとおもったんだ。)

せめてこの足跡は守りたいと思ったんだ。

(しっぱいもりふじんものみこんだ、)

失敗も理不尽も飲み込んだ、

(そのすべてにいたみがあった、)

その全てに痛みがあった、

(なんぜんとくりかえしたことばがかさなる、)

何千と繰り返した言葉が重なる、

(そのさきにたっているから。)

その先に立っているから。

(このきずのりありてぃは、)

この傷のリアリティは、

(だれかのくうそうじゃない、まぎれもなく)

誰かの空想じゃない、紛れもなく

(じぶんのものだから。)

自分のモノだから。

(ゆめとげんじつのあいだで、)

夢と現実の間で、

(ゆれている、ゆれている、)

揺れている、揺れている、

(みわけるにはながいしすぎたかな、)

見分けるには長居しすぎたかな、

(どろどろになったせいかつが、)

ドロドロになった生活が、

(うれている、うれている、)

熟れている、熟れている、

(めをつぶってもわからないのなら、)

目を瞑ってもわからないのなら、

(せめてしあわせなものがたりをねがっていたい。)

せめて幸せな物語を願っていたい。

(がんきゅうのうらにかくしていた、ひみつをとりはずして、)

眼球の裏に隠していた、秘密を取り外して、

(ばかしょうじきにつづったことば、)

馬鹿正直に綴った言葉、

(そのにんげんもよう、ようそう、)

その人間模様、様相、

(いままでのぜんぶもうそう！なんてね)

今までの全部妄想！なんてね笑

(げんじつもゆめもちゅうわするから、)

現実も夢も中和するから、

(みなにうけるぷろっとなどないから、)

皆に受けるプロットなどないから、

(ありのままやっていく、)

ありのままやっていく、

(そのどれもこれもがほんもののあたしだ。)

そのどれもこれもが本物のあたしだ。

(ほんもののあたしだ。)

本物のあたしだ。

(ゆめとげんじつのあいだで、)

夢と現実の間で、

(ゆれている、ゆれている、)

揺れている、揺れている、

(みわけるにはながいしすぎたかな、)

見分けるには長居しすぎたかな、

(どろどろになったせいかつが、)

ドロドロになった生活が、

(うれている、うれている、)

熟れている、熟れている、

(めをつぶってもわからないのなら、)

目を瞑ってもわからないのなら、

(せめてしあわせなものがたりをねがっていたい。)

せめて幸せな物語を願っていたい。

(ねがっていたい。)

願っていたい。