モニコ 初音ミク

(５４３２１)

５．４．３．２．１

(４けたのすうじにいっきいちゆうしてる)

４桁の数字に一喜一憂してる

(めざめるときはすぎさった)

目覚める時は過ぎ去った

(かきならべたもじがちらばるへやは)

書き並べた文字が散らばる部屋は

(せいりつかないきもちみたい)

整理つかない気持ちみたい

(それが０と１のられつでさ)

それが０と１の羅列でさ

(いまよりもうすこししんぷるでうんざりしないならね)

今よりもう少しシンプルでウンザリしないならね

(うんざりしないならね)

うんざりしないならね

(ほらめざめて！)

ほら目覚めて！

(ふんきりがつかないこどうをわたしのあいずで)

踏ん切りがつかない鼓動を私の合図で

(すってはいてまたしずんで)

吸って吐いてまた沈んで

(はじめからなんでしょう？)

初めからなんでしょう？

(くりかえすそのおもいもぷらいどもぜんぶ)

繰り返すその思いもプライドも全部

(こぴぺしたみたいにふえていく)

コピペしたみたいに増えていく

(すってはいてすこしかるくなって)

吸って吐いて少し軽くなって

(だましだましだけど)

騙し騙しだけど

(ゆめやりそうのそんざいがたしかじゃないなら)

夢や理想の存在が確かじゃないなら

(せめてえがいてえらんだけつまつでおわるために)

せめて描いて選んだ結末で終わるために

(うたおう)

歌おう

(ほかのひとがみればもんだいなくて)

他の人が見れば問題なくて

(それがひょうじょうをゆがませる)

それが表情を歪ませる

(はっきりしたゆめはみかんそくのまま)

ハッキリした夢は未観測のまま

(さっきみたあくむはきえないのに)

さっき見た悪夢は消えないのに

(ぞっとしてる？)

ゾッとしてる？

(このままうごかずにおわれそうなことを)

このまま動かずに終われそうなことを

(そっとしてほしいけどむりやりでも)

ソッとして欲しいけど無理矢理でも

(つれだされたいぱらどっくすで)

連れ出されたいパラドックスで

(すってはいてつぶされそうで)

吸って吐いて潰されそうで

(つかれてしまうんでしょう？)

疲れてしまうんでしょう？

(ぶりかえすそのふあんもかなしみもぜんぶ)

ぶり返すその不安も悲しみも全部

(すとれーじにふりつもる)

ストレージに降り積もる

(かこもみらいのそうぞうもうまくできないなら)

過去も未来の想像も上手くできないなら

(いまここでえらんだめろでぃーがなりひびくように)

今ここで選んだメロディーが鳴り響くように

(「くいがのこらないせんたくを」)

「悔いが残らない選択を」

(じょうとうくとまらないのうないの)

常套句止まらない脳内の

(ついにたどりつくそのときも)

遂に辿り着くその時も

(きっとくいたりなやむことはある)

きっと悔いたり悩むことはある

(ごーるはみえないふきょうわおん)

ゴールは見えない不協和音

(だからせめてきみがふみだすいっぽ)

だからせめて君が踏み出す一歩

(おきにいりのめろでぃーくちずさもう)

お気に入りのメロディー口ずさもう

(きいてめざめて)

聴いて目覚めて

(すってはいてさあいっぽ)

吸って吐いてさあ一歩

(ごせんふじょうのりずむで)

五線譜上のリズムで

(くりかえすそのおもいはきみにとって)

繰り返すその思いは君にとって

(きっとだいじなもの)

きっと大事なもの

(もういちど)

もう一度

(すってはいてすこしかるくなった？)

吸って吐いて少し軽くなった？

(だましだましでいい)

騙し騙しで良い

(ゆめとげんじつはすれちがってばかりだけど)

夢と現実はすれ違ってばかりだけど

(きみがえがいてえらんだけつまつがなりひびくように)

君が描いて選んだ結末が鳴り響くように

(うたおう)

歌おう