back number・サマーワンダーランド

(はじまってないけれどおわろうなんてきどったって)

始まってないけれど終わろうなんて気取ったって

(よっぱらったかえりみちででんわして)

酔っ払った帰り道で電話して

(きょうはなんだかすずしいねなんてわらっちゃって)

今日はなんだか涼しいねなんて笑っちゃって

(なにやってるんだろなっておもってはいるんだよ)

何やってるんだろなって思ってはいるんだよ

(たがいのそんたくのすえにでたあいまいさも)

互いの忖度の末に出た曖昧さも

(でんわにでるきみのあまさを)

電話に出る君の甘さを

(このなつにまぎれてどさくさにまぎれて)

この夏に紛れてどさくさに紛れて

(どうせならおおげさになみかぜたてて)

どうせなら大げさに波風立てて

(ややこしくしたいのだけど)

ややこしくしたいのだけど

(このめまいはきみからもらったのに)

この目眩は君からもらったのに

(なつのせいじゃいやでしょ)

夏のせいじゃ嫌でしょ

(いりぐちはいつだってはなやかみんなてまねきして)

入口はいつだって華やかみんな手招きして

(むきずでかえれたひとのいないわんだーらんど)

無傷で帰れた人のいないワンダーランド

(れんあいにゃかんせいもかんぺきもくそもないよって)

恋愛にゃ完成も完璧もクソないよって

(こんなのはなんのいいわけにもならないけど)

こんなのはなんの言い訳にもならないけど

(みたあとなにものこらないあくしょんえいがも)

見たあと何も残らないアクション映画も

(でんわをするぼくのよわさも)

電話をする僕の弱さも

(でもほらなつだからまあせっかくだから)

でもほら夏だからまあせっかくだから

(どうせならおおげさになみかぜたてて)

どうせなら大げさに波風立てて

(ややこしくしたいのだけど)

ややこしくしたいのだけど

(このめまいはきみからもらったのに)

この目眩は君からもらったのに

(なつのせいじゃいやだよ)

夏のせいじゃ嫌だよ

(わりきれないくせにふみきれないぼくを)

割り切れないくせに踏み切れない僕を

(わかりやすくせつめいすれば)

わかりやすく説明すれば

(ただきみにみとれてこいにおちただけ)

ただ君に見惚れて恋に落ちただけ

(どうせならおおげさになみかぜたてて)

どうせなら大げさに波風立てて

(ややこしくしたいのだけど)

ややこしくしたいのだけど

(このめまいはきみからもらったのに)

この目眩は君からもらったのに

(どうせならどこまでいけるのかだけ)

どうせならどこまで行けるのかだけ

(なつのせいじゃいやでしょ)

夏のせいじゃ嫌でしょ

(たしかめてみませんか)

確かめてみませんか

(そのあとにふたりでおおけがした)

その後に二人で大怪我したら

(あきのせいにでもしよう)

秋のせいにでもしよう