アイロニ

(すこしあるきつかれたんだすこしあるきつかれたんだ)

少し歩き疲れたんだ　少し歩き疲れたんだ

(つきなみなひょうげんだけどじんせいとかいうながいみちを)

月並みな表現だけど　人生とかいう長い道を

(すこしやすみたいんだすこしやすみたいんだけど)

少し休みたいんだ　少し休みたいんだけど

(じかんはこくいっこくざんこくとわたしをひっぱっていくんだ)

時間は刻一刻残酷と　私を引っぱっていくんだ

(うまくいきそうなんだけどうまくいかないことばかりで)

うまくいきそうなんだけど　うまくいかないことばかりで

(うかつにもないてしまいそうになるなさけないほんとうにな)

迂闊にも泣いてしまいそうになる　情けない本当にな

(みじめなきもちなんかいやというほどあじわってきたし)

惨めな気持ちなんか　嫌というほど味わってきたし

(とっくにくやしさなんてものはすててきたはずなのに)

とっくに悔しさなんてものは　捨ててきたはずなのに

(ぜつぼういだくほどわるいわけじゃないけど)

絶望抱くほど悪いわけじゃないけど

(ほしいものはいつもすこしてにはとどかない)

欲しいものはいつも少し手には届かない

(そんなはんぱだとねなんかきたいしてしまうから)

そんな半端だとね　なんか期待してしまうから

(それならもういっそのことどんぞこまでつきおとしてよ)

それならもういっそのこと　ドン底まで突き落としてよ

(こたえなんていわれたってひとによってすりかわってって)

答えなんて言われたって　人によてすり替わってって

(だからぜったいなんてぜったいしんじらんないよねえ)

だから絶対なんて絶対　信じらんないよ　ねぇ

(くるしみってだれにもあるってそんなのわかってるからなんだって)

苦しみって誰にもあるって　そんなのわかってるから何だって

(ならわらってすませばいいのもうわかんないよばか)

なら笑って済ませばいいの？　もうわかんないよバカ！

(さんざんいわれてきたくせになんだまんざらでもないんだ)

散々言われてきたくせに　なんだ、まんざらでもないんだ

(かんたんにかんがえたららくなこともなんかんにかんがえてたんだ)

簡単に考えたら楽なことも　難関に考えてたんだ

(だんだんといろいろめんどくなってもうたんたんとおわらせちゃおうか)

段々と色々めんどくなって　もう淡々と終わらせちゃおうか

(やんだとかもういやになったから)

「病んだ？」とかもう嫌になったから

(やんわりとおわればもいいじゃんか)

やんわりと終ればもういいじゃんか

(ゆめだとかきぼうとかいきてるいみとか)

夢だとか希望とか　生きてる意味とか

(べつにそんなものはさしてひつようないから)

別にそんなものはさして必要ないから

(ぐたいてきでわかりやすいきかいをください)

具体的でわかりやすい　機会をください

(なきばしょさがすうちにもうなきつかれちゃったよ)

泣き場所探すうちに　もう泣き疲れちゃったよ

(きれいごとってきらいだってきたいしちゃってもかたちになんなくて)

きれいごとって嫌い　だって期待しちゃっても形になんなくて

(ほしがぼくらみまもってってよるしかいないじゃんねえ)

「星が僕ら見守って」って　夜しかいないじゃん　ねぇ

(きみのそのやさしいとこふかくにももとめちゃうから)

君のその優しいとこ　不覚にも求めちゃうから

(このこころやらかいとこもうさわんないでやだ)

この心やらかいとこ　もう触んないでヤダ！

(もうほっといてもうおいてって)

もうほっといて　もう置いてって

(よごれきったこのみちはもうかわんなよああ)

汚れきったこの道は　もう変わんないよ嗚呼

(つかれちゃってよわきになってにげだしたってむだなんだって)

疲れちゃって弱気になって　逃げだしたって無駄なんだって

(だからないめんみみふさいでもうさいていだってないて)

だから内面耳塞いで　もう最低だって泣いて

(じんせいってなんなのってわかんなくてもいきてるだけで)

人生って何なのって　わかんなくても生きてるだけで

(しあわせっておもえばいいのもうわかんないよばか)

幸せって思えばいいの？　もうわかんないよバカ！