意味がわかると怖い話３

(わたしのすむあぱーとのへやで、とうちょうきが１３だいもみつかった)

私の住むアパートの部屋で、盗聴器が１３台も見つかった

(きもちわるい。だれよはんにんは？)

気持ち悪い。誰よ犯人は？

(りびんぐにだいどころ、といれにおふろまで、わたしのくらしはつつぬけだったらしい)

リビングに台所、トイレにお風呂まで、私の暮らしはつつぬけだったらしい

(「だいじょうぶ。おれがついてるからな」かれしのまさやがわたしをはげます)

「大丈夫。俺がついてるからな」彼氏の将也が私を励ます

(「にしても、さいていなすとーかーだな」)

「にしても、最低なストーカーだな」

(まさやがかえったあと、はんにんについてかんがえてみた)

将也が帰ったあと、犯人について考えてみた

(いえにとうちょうきがしかけられるってことは、いえにでいりしたことがあるひとだよね？)

家に盗聴器がしかけられるってことは、家に出入りしたことがある人だよね？

(でもおんなともだちか、まさやぐらいしか)

でも女友達か、将也ぐらいしか

(あ、そうだ！)

あ、そうだ！

(わたしはためしにとうちょうきにむかって、「きゃーっ！たすけてぇっ！」とさけんでみた)

私は試しに盗聴器に向かって、「きゃーっ！助けてぇっ！」と叫んでみた

(するととつぜん、でんわがなる)

すると突然、電話がなる

(「びっくりした！なんだ、おとうさんか」)

「びっくりした！なんだ、お父さんか」