槇原敬之 桃
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歌詞(問題文)
(だきしめたいということばのいみとはうらはらに)
抱きしめたいと言う言葉の 意味とは裏腹に
(ふあんやさびしさをきみにおしつけようとしてたんだ)
不安や寂しさを君に 押しつけようとしてたんだ
(ここにくるとちゅうにきみのすきなももをえらびながら)
ここに来る途中に君の 好きな桃を選びながら
(すくわれることしかあたまになかったさいていなぼく)
救われることしか頭に なかった最低な僕
(きみのようになりたいはずなのに)
君のようになりたいはずなのに
(かけひきのないきもちをいつもくれるきみのように)
駆け引きのない気持ちを いつもくれる君のように
(たかいばしょにみをつけたももにてがとどくように)
高い場所に実を付けた 桃に手が届くように
(きみをだきあげることさえおもいつきもしなかった)
君を抱き上げることさえ 思いつきもしなかった
(たかいばしょにみをつけたももにてがとどかないきみに)
高い場所に実を付けた 桃に手が届かない君に
(きづかないようなぼくのてはやわらかいものをつぶしてしまう)
気付かないような僕の手は 柔らかいものを潰してしまう
(だめなところをたくさんぼくのなかにみつけても)
駄目なところをたくさん 僕の中に見つけても
(どうしてきらわないでいっしょにいるのときいたとき)
どうして嫌わないで 一緒にいるのと聞いた時
(そんなことでかわるようなきもちしかないひとに)
そんなことで変わるような 気持ちしかない人に
(すきといわれるのはじぶんもいやだからとこたえた)
好きと言われるのは自分も いやだからと答えた
(ひとりではかんじられなかったきもちがぼくのなかでみのるきみのことばでみのる)
一人では感じられなかった気持ちが 僕の中で実る 君の言葉で実る
(たかいばしょにみをつけたももにてがとどくように)
高い場所に実を付けた 桃に手が届くように
(きみをだきあげることがしあわせだとぼくはきづく)
君を抱き上げることが 幸せだと僕は気づく
(いままでどんなにしりたくてもしることのできなかったことを)
今までどんなに知りたくても 知ることのできなかったことを
(ひとつひとつあきらめずにぼくはきみとしっていく)
一つ一つあきらめずに 僕は君と知っていく
(たかいばしょにみをつけたももにてがとどくように)
高い場所に実を付けた 桃に手が届くように
(きみをだきあげることがしあわせだとぼくはきづく)
君を抱き上げることが 幸せだと僕は気づく
(ひとりじめすればいいのにじめんにあしをつけたきみは)
独り占めすればいいのに 地面に足をつけた君は
(いっしょにたべようとわらうからももはもっともっとあまくかおる)
一緒に食べようと笑うから 桃はもっともっと甘く香る