ひらひら　ひらら

(ゆめのなかでもはながちってる)

夢の中でも花が散ってる

(ひらひらまうくらやみにうかぶさくら)

ひらひら舞う暗闇に浮かぶ桜

(みなもにおちたらきみはもういちどさくのかな)

水面に落ちたら君はもう一度咲くのかな

(さくらづきよにやどるいたずらなかぜにおいだけのこして)

桜月夜に宿る　悪戯な風匂いだけ残して

(さわぎだしたきおくはうかびしずんでゆく)

騒ぎ出した記憶は浮かび沈んでゆく

(おもいでのはへんがはがれてもひかるうろこでかくすの)

想いでの破片が剝がれても光る鱗で隠すの

(まばゆいほどにうつくしい)

眩いほどに美しい

(ひらひらひららきらきらきらら)

ひらひらひらら　きらきらきらら

(まぶたのうらくらやみにうかぶさくら)

瞼の裏暗闇に浮かぶ桜

(みなもにおちたらきみはもういちどさくのかな)

水面に落ちたら君はもう一度咲くのかな

(さよならしたらあえないのでしょうか)

さよならしたら会えないのでしょうか

(いえないままのきもちだけがはなびらうかんださくらのはしになれ)

言えないままの気持ちだけが　 花びら浮かんだ桜の橋になれ

(あたりまえのけしきがひらひらとまいおともなくきえてく)

当たり前の景色が　 ひらひらと舞い音もなく消えてく

(ほそいあめにぬたれたおもいがかすんでゆく)

細い雨に濡れた思いが霞んでゆく

(ほかのだれかにむけたえがおみてわすれたひはよみがえる)

ほかの誰かに向けた笑顔見て　 忘れた日は甦る

(いろのないよるをそめてく)

色のない夜を染めてく

(きみとであったきょねんのはるとおなじばしょでおなじけしきみつめてた)

君と出会った去年の春と 同じ場所で同じ景色見つめてた

(さきほこるほどにいたむきみがいないさくら)

咲き誇るほどに痛む君がいない桜

(うまれかわってまたさくのでしょうか)

生まれ変わってまた咲くのでしょうか

(もどれないばしょとしりながら)

戻れない場所と知りながら

(ちりゆくはなびらてのひらにのせて)

散りゆく花びら　掌に載せて

(はなあかりにさそわれてむねのなかにふりつもる)

花明かりに誘われて　 胸の中に降り積もる

(ひかりとかげまいちるふぶきのおもいでだけしろくそめてく)

光と影舞い散る吹雪の　 思い出だけ白く染めてく

(ひらひらひららきらきらきらら)

ひらひらひらら　きらきらきらら

(まぶたのうらくらやみにうかぶさくら)

瞼の裏暗闇に浮かぶ桜

(みなもにおちたらきみはもういちどさくのかな)

水面に落ちたら君はもう一度咲くのかな

(さよならしたらあえないのでしょうか)

さよならしたらあえないのでしょうか

(いえないままのきもちだけがはなびらにかわっても)

言えないままの気持ちだけが 花びらにかわっても

(きみとであったきょねんのはるとおなじばしょでおなじけしきみつめてた)

君と出会った去年の春と 同じ場所で同じ景色見つめてた

(さきほこるほどにいたむきみがいないさくら)

咲き誇るほどに痛む　君がいない桜

(ゆめのなかでもはながちってゆく)

夢の中でも花が散ってゆく

(くらやみにうかんださくらが)

暗闇に浮かんだ桜が

(みなもにおちたらまたあえるのかな)

水面に落ちたらまた会えるのかな