長文練習1薬剤師国家試験より

(ぶぶんしげきやくは、こゆうかっせいによってさいだいさようがきまる。)

部分刺激薬は、固有活性によって最大作用が決まる。

(ぐりしんは、せきずいやもうまくにそんざいするよくせいせいでんたつぶっしつである。)

グリシンは、脊髄や網膜に存在する抑制性伝達物質である。

(きつえんなどのしこうひんが、やくぶつのこうかにえいきょうすることがある。)

喫煙などの嗜好品が、薬物の効果に影響することがある。

(いっぱんに、じょせいはやくぶつにたいするかんじゅせいがたかい。)

一般に、女性は薬物に対する感受性が高い。

(やくぶつのきゅうしゅうそくどは、いないようぶつはいしゅつがおそくなるとていかする。)

薬物の吸収速度は、胃内容物排出が遅くなると低下する。

(しんけいきんせつごうぶにおけるでんたつぶっしつは、あせちるこりんである。)

神経筋接合部における伝達物質は、アセチルコリンである。

(おおくのきかんでは、こうかんしんけいとふくこうかんしんけいはたがいにきっこうてきにさようする。)

多くの器官では、交感神経と副交感神経は互いに拮抗的に作用する。

(じりつしんけいしはいのようしきは、しはいをうけるそれぞれのきかんによってことなる。)

自律神経支配の様式は、支配を受けるそれぞれの器官によって異なる。

(こうかんしんけいけいは、いっぱんにしげきにおうじてきんきゅうじにさどうし、えねるぎーのしょうひにはたらく。)

交感神経系は、一般に刺激に応じて緊急時に作動し、エネルギーの消費に働く。

(さいぼうどうしがひじょうにせっきんし、でんたつのためにぶんかしたこうぞうをしなぷすという。)

細胞同士が非常に接近し、伝達のために分化した構造をシナプスという。

(しんけいでんたつぶっしつは、しんけいのこうふんによりしなぷすかんげきにほうしゅつされる。)

神経伝達物質は、神経の興奮によりシナプス間隙に放出される。

(おろだてろーるはほぼかんぜんなべーた２せんたくせいをゆうする。)

オロダテロールはほぼ完全なβ2選択性を有する。

(りとどりんはあどれなりんべーた２しげきさようによりしきゅうしゅうしゅくよくせいさようをしめす。)

リトドリンはアドレナリンβ2刺激作用により子宮収縮抑制作用を示す。

(くろるぎんはせんたくてきなまおえーそがいさようをもつ。)

クロルギンは選択的なMAOA阻害作用を持つ。

(ふぇねるじんはひせんたくてきまおそがいさようをゆうする。)

フェネルジンは非選択的MAO阻害作用を有する。

(どぶたみんは、べーた１じゅようたいをしげきすることでしんふぜんかんじゃのしんきのうをかいぜんする。)

ドブタミンは、β１受容体を刺激することで心不全患者の心機能を改善する。

(えるごたみんしゅせきさんえんはきょうしんしょうかんじゃにはきんきである。)

エルゴタミン酒石酸塩は狭心症患者には禁忌である。

(えんずいには、こきゅうちゅうすうなどせいめいいじにひっすのじりつせいはんしゃちゅうすうがある。)

延髄には、呼吸中枢など生命維持に必須の自律性反射中枢がある。

(せきずいは、ちゅうしんぶにかいはくしつがあり、しゅうへんぶにはくしつがある。)

脊髄は、中心部に灰白質があり、周辺部に白質がある。

(ずいしょうはいっていかんかくできれめがあり、このきれめをらんびえのこうりんとよんでいる。)

髄鞘は一定間隔で切れ目があり、この切れ目をランビエの絞輪とよんでいる。

(じくさくのまったんは、たすうのかりゅうをふくむしんけいしゅうまつをなす。)

軸索の末端は、多数の顆粒を含む神経終末をなす。

(こうかんしんけいのしんけいせつは、こうかきからはなれたところにある。)

交感神経の神経節は、効果器から離れたところにある。

(ふくこうかんしんけいのしんけいせつは、こうかきのきんぼうまたはそのなかにある。)

副交感神経の神経節は、効果器の近傍又はその中にある。

(こうかんしんけいせつごせんいのしゅうまつからは、のるあどれなりんがぶんぴつされる。)

交感神経節後線維の終末からは、ノルアドレナリンが分泌される。

(ししょうかぶには、じりつしんけいのこういちゅうすうがある。)

視床下部には、自律神経の高位中枢がある。

(ふくこうかんしんけいけいのしんけいせつは、いっぱんにこうかきかんのちかくにそんざいする。)

副交感神経系の神経節は、一般に効果器官の近くに存在する。

(しなぷすぜんまくとこうまくとのあいだにはしなぷすかんげきがある。)

シナプス前膜と後膜との間にはシナプス間隙がある。

(こうふんがしなぷすをとおるときしなぷすちえんとよばれるじかんのおくれをしょうじる。)

興奮がシナプスを通るときシナプス遅延とよばれる時間の遅れを生じる。

(あせちるこりんは、どうぼうけっせつのじどうのうをよくせいしてどうせいじょみゃくをおこす。)

アセチルコリンは、洞房結節の自動能を抑制して洞性徐脈を起こす。

(じすちぐみんは、しゅれむかんをかいほうし、がんぼうすいのりゅうしゅつをそくしんする。)

ジスチグミンは、シュレム管を開放し、眼房水の流出を促進する。

(べたねこーるは、むすかりんようさようをしめし、ちょうかんのぜんどううんどうをそくしんする。)

ベタネコールは、ムスカリン様作用を示し、腸管の蠕動運動を促進する。

(ぴろかるぴんは、どうこうかつやくきんをしゅうしゅくさせ、しゅくどうをひきおこす。)

ピロカルピンは、瞳孔括約筋を収縮させ、縮瞳を引き起こす。

(べたねこーるは、しゅとしてむすかりんようさようをはつげんする。)

ベタネコールは、主としてムスカリン様作用を発現する。

(じすちぐみんはこりんえすてらーぜをそがいしてふくこうかんしんけいけいのきのうをぞうきょうする。)

ジスチグミンはコリンエステラーゼを阻害して副交感神経系の機能を増強する。

(えんさんぷろぴべりんは、ぼうこうへいかつきんをしかんさせるため、しんけいせいひんにょうにしようされる。)

塩酸プロピベリンは、膀胱平滑筋を弛緩させるため、神経性頻尿に使用される。

(しゅうかめぺんぞらーとはちんけいさようがあるので、かびんだいちょうしょうのちりょうにしようされる。)

臭化メペンゾラートは鎮痙作用があるので、過敏大腸症の治療に使用される。

(かるばこーるはふくじんずいしつからあどれなりんをゆうりさせる。)

カルバコールは副腎髄質からアドレナリンを遊離させる。

(あどれなりんのきほんこっかくはふぇねちるあみんである。)

アドレナリンの基本骨格はフェネチルアミンである。

(あどれなりんのほうこうかんのひどろきしきがなくなると、ちゅうすうさようがつよくなる。)

アドレナリンの芳香環のヒドロキシ基がなくなると、中枢作用が強くなる。

(たいえきちゅうのでんかいしつのそせいは、いずれのきんのこうふんせいにもえいきょうする。)

体液中の電解質の組成は、いずれの筋の興奮性にも影響する。

(せきずいおうだんめんのちゅうしんぶには、ちゅうしんかんとよばれるほそいかんくうがある。)

脊髄横断面の中心部には、中心管とよばれる細い管腔がある。

(だんとろれんは、こっかくきんをちょくせつでんきしげきしてはっせいするしゅうしゅくをよくせいする。)

ダントロレンは、骨格筋を直接電気刺激して発生する収縮を抑制する。

(つぼくらりんのきんしかんさようは、ねおすちぐみんとのへいようでよくせいされる。)

ツボクラリンの筋弛緩作用は、ネオスチグミンとの併用で抑制される。

(だんとろれんは、あくせいこうねつしょうやあくせいしょうこうぐんのちりょうにもちいられる。)

ダントロレンは、悪性高熱症や悪性症候群の治療に用いられる。

(べくろにうむは、こっかくきんのせいしまくでんいをへんかさせず、しゅうばんでんいをよくせいする。)

べクロニウムは、骨格筋の静止膜電位を変化させず、終板電位を抑制する。

(てとろどときしんは、しんけいでんどうをしゃだんしてこきゅうていしをおこす。)

テトロドトキシンは、神経伝導を遮断して呼吸停止を起こす。

(ぐあにじんはうんどうしんけいしゅうまつからのあせちるこりんぶんぴつをそくしんするさようをゆうする。)

グアニジンは運動神経終末からのアセチルコリン分泌を促進する作用を有する。

(すがまでくすはろくろにうむとけつごうしてふかっせいかするといったちゅうわさようをしめす。)

スガマデクスはロクロニウムと結合して不活性化するといった中和作用を示す。

(つぼくらりんにはきょうりょくなひすたみんゆうりさようがある。)

ツボクラリンには強力なヒスタミン遊離作用がある。

(えぺりぞんは、たしなぷすはんしゃもたんしなぷすはんしゃもおさえることがかのうである。)

エペリゾンは、多シナプス反射も単シナプス反射も抑えることが可能である。

(つぼくらりんえんかぶつは、こっかくきんさいぼうをだつぶんきょくさせずにこっかくきんをしかんさせる。)

ツボクラリン塩化物は、骨格筋細胞を脱分極させずに骨格筋を弛緩させる。

(ぷろかいんは、そしきしんとうせいがひくいので、ひょうめんますいにはふてきとうである。)

プロカインは、組織浸透性が低いので、表面麻酔には不適当である。

(おきせさぜいんはきょうさんせいじょうけんでもゆうこうでありいねんまくきょくしょますいとしてもちいられる。)

オキセサゼインは強酸性条件でも有効であり胃粘膜局所麻酔として用いられる。

(りどかいんは、かんしょうしつがたやくぶつであり、じんきのうていかじのようりょうちょうせつはひつようない。)

リドカインは、肝消失型薬物であり、腎機能低下時の用量調節は必要ない。

(めぴばかいんはひょうめんますいいがいのすべてのきょくしょますいにしようすることができる。)

メピバカインは表面麻酔以外のすべての局所麻酔に使用することができる。

(ぶぴばかいんはひょうめんますいいがいのすべてのきょくしょますいにしようすることができる。)

ブピバカインは表面麻酔以外のすべての局所麻酔に使用することができる。

(じぶかいんはひょうめんますいとせきずいますいにしようすることができる。)

ジブカインは表面麻酔と脊髄麻酔に使用することができる。

(べんぞかいんはさんせいかんきょうにつよく、いでもしようできるがひょうめんますいのみである。)

ベンゾカインは酸性環境に強く、胃でも使用できるが表面麻酔のみである。

(ちかくしんけいのなとりうむいおんちゃねるのそがいによりしんけいでんどうをよくせいする。)

知覚神経のナトリウムイオンチャネルの阻害により神経伝導を抑制する。

(きょくしょますいやくのさようは、そしきのｐｈによってこうりょうくがえいきょうされる。)

局所麻酔薬の作用は、組織のpH によって効力が影響される。

(きょくしょますいやくのさようのじぞくにはぶんしのしようせいがおおきくえいきょうする。)

局所麻酔薬の作用の持続には分子の脂溶性が大きく影響する。

(きょくしょますいやくはさいぼうのうちがわからでんいいそんせいなとりうむいおんちゃねるにさようする。)

局所麻酔薬は細胞の内側から電位依存性ナトリウムイオンチャネルに作用する。

(けたみんは、かいりせいますいやくとしてまやくしていされている。)

ケタミンは、解離性麻酔薬として麻薬指定されている。

(あさんかちっそは、さんそけつぼうしょうをおこしやすい。)

亜酸化窒素は、酸素欠乏症を起こしやすい。

(ちおぺんたーるは、かんこゆうくりあらんすいそんせいでたいしゃされるやくぶつである。)

チオペンタールは、肝固有クリアランス依存性で代謝される薬物である。

(ぜんしんますいやくによるはつようはちゅうすうしんけいのよくせいけいのよくせいによるみかけのこうふんである。)

全身麻酔薬による発揚は中枢神経の抑制系の抑制による見かけの興奮である。

(ぜんしんますいやくとしては、きどうしげきさようのないことがのぞましい。)

全身麻酔薬としては、気道刺激作用の無いことが望ましい。

(ちろきさぽーるははいさーふぁくたんとぶんぴつそくしんさようをゆうするかいめんかっせいざいである。)

チロキサポールは肺サーファクタント分泌促進作用を有する界面活性剤である。

(はつようきはじょういちゅうすうのよくせいけいがよくせいされるけっかおこるみかけじょうのこうふんさようである。)

発揚期は上位中枢の抑制系が抑制される結果起こる見かけ上の興奮作用である。

(ほみのべんは、こきゅうちゅうすうこうふんさようをもつひまやくせいちんがいやくである。)

ホミノベンは、呼吸中枢興奮作用を持つ非麻薬性鎮咳薬である。

(えんさんどきさぷらむは、けいどうみゃくたいのかがくじゅようきをしげきしてこきゅうこうふんをおこす。)

塩酸ドキサプラムは、頸動脈体の化学受容器を刺激して呼吸興奮を起こす。

(のすかぴんはえんずいのがいそうちゅうすうをよくせいしてちんがいさようをしめすがこきゅうよくせいはしめさない。)

ノスカピンは延髄の咳嗽中枢を抑制して鎮咳作用を示すが呼吸抑制は示さない。

(こでいんはふくこうかんしんけいしげきさようをゆうし、きかんしぜんそくのかんじゃにはきんきである。)

コデインは副交感神経刺激作用を有し、気管支喘息の患者には禁忌である。

(かるぼしすていんはねんえきこうせいせいぶんのわりあいをへんかさせて、たんをはいしゅつしやすくする。)

カルボシステインは粘液構成成分の割合を変化させて、痰を排出しやすくする。

(どきさぷらむは、まっしょうせいかがくじゅようきにさようしてこきゅうをそくしんする。)

ドキサプラムは、末梢性化学受容器に作用して呼吸を促進する。

(ぺんときしべりんは、えんずいのせきちゅうすうをちょくせつよくせいして、ちんがいさようをしめす。)

ペントキシベリンは、延髄の咳中枢を直接抑制して、鎮咳作用を示す。

(もるひねによるしゅくどうさようには、たいせいけいせいはみとめられない。)

モルヒネによる縮瞳作用には、耐性形成は認められない。

(めさどんは、もるひねとどうとうのちんつうかっせいをゆうするが、ふくさようはおきにくい。)

メサドンは、モルヒネと同等の鎮痛活性を有するが、副作用は起きにくい。

(できすとろぷろぽきしふぇんはじぞくせいのじゃくおぴおいどである。)

デキストロプロポキシフェンは持続性の弱オピオイドである。

(えてるかるせちどはかるしうむじゅようたいをしげきしふくこうじょうせんほるもんぶんぴつをよくせいする)

エテルカルセチドはカルシウム受容体を刺激し副甲状腺ホルモン分泌を抑制する