エリカは眠る

(しょうじょのうつろなひとみはなにをとらえているのだろう)

少女の虚ろな瞳は 何を捉えているのだろう

(せいじゃくはかべんをつみいつかのようにきえる)

静寂は花弁を摘み いつかのように消える

(にびいろのひびがいろどられることなくじかんはすぎていく)

鈍色の日々が 彩られることなく 時間は過ぎていく

(いちりんのおもいでだけのこして)

一輪の思い出だけ残して

(あいしていたきおくにのこるけしきの)

愛していた 記憶に残る景色の

(そのすべてにうつるきみのよこがおが)

その全てに 映る君の横顔が

(いつまでもわすれられないこどくというのろいにかわっていく)

いつまでも忘れられない ‘‘孤独’’という呪いに変わっていく

(どんなかおできみをみつめればいいの)

どんな顔で君を見つめればいいの？

(どんなこえもきみにはきこえていないようだ)

どんな声も君には聴こえていないようだ

(えりかはねむるほほえみながらまるでこうふくにおぼれていくみたいに)

エリカは眠る 微笑みながら まるで幸福に溺れていくみたいに

(しょうじょのうつろなひとみはなにをとらえているのだろう)

少女の虚ろな瞳は 何を捉えているのだろう

(せんけいのくもはいつのひも２つのへいこうせんでできていた)

線形の雲はいつの日も 2つの平行線で出来ていた

(みみをつんざくそのおとで)

耳を劈くその音で

(いっさいのかなしみをかきけしてくれ)

一切の哀しみを掻き消してくれ

(あいしていたきおくにのこるけしきの)

愛していた 記憶に残る景色の

(そのすべてにうつるきみのすがたが)

その全てに 映る君の姿が

(いつまでもわすれられないさびしさとなってあらわれる)

いつまでも忘れられない ‘‘寂しさ’’となって現れる

(どんなかおのきみもいつだってきれいで)

どんな顔の君もいつだって綺麗で

(いつのひでもぼくにはまぶしすぎるくらい)

いつの日でも ボクには眩しすぎるくらい

(えりかはわらういつまでもずっと)

エリカは笑う いつまでもずっと

(めがさめてはねむってをくりかえしている)

目が覚めては 眠ってを繰り返している

(そんなひびにぴりおどをうてずにいる)

そんな日々に 終止符（ピリオド）を打てずにいる

(きみがわらってこっちをみている)

君が 笑って こっちを見ている

(わすれられないわすれたくないわすれなどしない)

忘れられない 忘れたくない 忘れなどしない

(えりかきみのくれたはなをぼくはからしてしまったそれでも)

エリカ 君のくれた花を僕は 枯らしてしまった それでも

(うらんでくれはしないだろうわらってゆるしてしまうだろう)

恨んでくれはしないだろう 笑って許してしまうだろう

(そんなきみをあいしていた)

そんな君を 愛していた

(きおくにのこるけしきのそのすべてにうつるきみのよこがおが)

記憶に残る景色の その全てに 映る君の横顔が

(いつまでもわすれられないこどくというのろいにかわっていく)

いつまでも忘れられない ‘‘孤独’’という呪いに変わっていく

(どんなかおできみをみつめればいいの)

どんな顔で君を見つめればいいの？

(どんなこえもきみにはきこえていないようだ)

どんな声も君には聴こえていないようだ

(えりかはねむるほほえみながらまるでこうふくにおぼれていくみたいに)

エリカは眠る 微笑みながら まるで幸福に溺れていくみたいに

(わらっていつまでもずっと)

笑って いつまでもずっと