神頼み

(きまぐれにかごを)

気まぐれに加護を

(おこまりならこえをかけて)

お困りなら声をかけて

(だれしもはらのそこでやみをもち)

誰しも腹の底で闇を持ち

(もっともっとおくそこで)

もっともっと奥底で

(いつもひかりをまってる)

いつも光を待ってる

(みをこにしたがやすけど)

身を粉にし耕すけど

(となりのしばふばかりがあおい)

隣の芝生ばかりが青い

(げんじつとりそうのかんだんさで)

現実と理想の寒暖差で

(くしゃみがでちゃう)

くしゃみが出ちゃう

(ただただときはすぎさっていく)

ただただ時は過ぎ去っていく

(ふのわをぬけだすにはどうすればいい)

負の輪を抜け出すにはどうすればいい

(ねぇねぇねぇ)

ねぇ?ねぇ??ねぇ???

(ごしゅうしょうさん)

ご愁傷さん!

(しあわせになりたいな)

幸せになりたいな

(どろだらけにあいもとめて)

泥だらけに愛求めて

(ただしさなどないさ)

正しさなど無いさ

(みぎもひだりもおっぺけぺー)

右も左もオッペケペー

(なやみながらだれもがしあわせにてのばして)

悩みながら誰もが幸せに手伸ばして

(そんなせかいをうたい)

そんな世界を歌い

(だれかのきぼうになっちゃいたい)

誰かの希望になっちゃいたい

(わかってほしいとのぞむいっぽうで)

分かって欲しいと望む一方で

(わかられてたまるかって)

分かられてたまるかって

(てんにつばはくばっか)

天に唾吐くばっか

(きみはきみのままですてき)

「君は君のままで素敵」

(そんなうそやきれいごとや)

そんな嘘や綺麗事や

(ありがたいおせっきょうなんかより)

有難いお説教なんかより

(だいじょうぶがほしい)

「大丈夫」が欲しい

(かみもほとけもありゃしないけれど)

神も仏もありゃしないけれど

(かみだのみでもしなきゃやってらんない)

神頼みでもしなきゃやってらんない

(なぁなぁなぁ)

なぁ?なぁ??なぁ!!!

(ごくろうさん)

ご苦労さん!

(うまれおちたときには)

産まれ落ちた時には

(じぶんがなきまわりがわらう)

自分が泣き周りが笑う

(いつかのぼるときには)

いつか昇る時には

(ぎゃくになれたらばんばんざいさ)

逆になれたら万々歳さ

(こうふくとふこうをならべ)

幸福と不幸を並べ

(じょうげどっちからよんでも)

上下どっちから読んでも

(くでせんたいしょう)

苦で線対称

(よくにみちたぼくらは)

欲に満ちた僕らは

(げんだいのあやかしなんだ)

現代の妖なんだ

(はじのひとつやふたつなんざ)

恥の一つや二つなんざ

(ごあいきょうさごあいきょうさ)

ご愛嬌さご愛嬌さ

(ごしゅうしょうさん)

ご愁傷さん!

(しあわせになりたいな)

幸せになりたいな

(どろだらけにあいもとめて)

泥だらけに愛求めて

(ただしさなどないさ)

正しさなど無いさ

(みぎもひだりもおっぺけぺー)

右も左もオッペケペー

(あのよとこのよの)

あの世とこの世の

(ちがいはみるかくどていど)

違いは見る角度程度

(ならすきにやろうぜ)

なら好きにやろうぜ

(きみがなにをさけんだってせかいはかわらない)

君が何を叫んだって世界は変わらない

(おなじくせかいもきみをかえれやしない)

同じく世界も君を変えれやしない

(いっそぶざまなまま)

いっそ無様なまま

(だれかのきぼうになっちゃいな)

誰かの希望になっちゃいな

(きみもなっちゃえば)

君もなっちゃえば?

(まだみぬあなたにであってみたい)

まだ見ぬアナタに出会ってみたい