東京晴空予報

(せいふくをきてねむいめすり)

制服を着て、眠い目擦り

(あこがれのまちおもいはせるきょうもはれのちとうきょうのそら)

憧れの街､思い馳せる、今日も晴れのち東京の空

(そんなまいにちきょうかしょのたば)

そんな毎日、教科書の束

(かけだしたぼくおもいかばんゆめをつめこんで)

駆け出した僕、重いカバン、夢を詰め込んで

(しゅっぱつひとごみにもまれ)

出発!人混みに揉まれ

(まどいまどわされていまここにいる！)

惑い、惑わされて、今ここにいる!

(とうきょうはれぞらよほううみのよるにとべとべ)

東京晴空予報、海の夜に跳べ！跳べ！

(あおいそらうかぶはくもとぼくらの「ゆめ」ぼうそう)

蒼い空浮かぶは雲と僕らの「ユメ」暴走！

(「きょうはえんりょはよそう。」)

「今日は遠慮はよそう。」

(さけぶこころのうちがさそいさらわれ)

叫ぶ心の内が、誘い拐われ

(きみのゆえへはしりいけじゅうしょう)

キミの故へ奔り往け！重症！

(いいいちにでぱっぱっぱって)

い、い、いちにでぱっぱっぱって

(さささんしでだっだっだって．．．)

さ、さ、さんしでだっだっ　だって...

(ごごごがつのそらに、きせつはずれのさばぐもに)

ご、ご、五月の空に、季節外れのさば雲に

(ろろ「ろくでもないな」ってさ)

ろ、ろ、「ろくでもないな」ってさ

(なななんどもつぶやいて)

な、な、何度もつぶやいて

(やややなかおしてさ)

や、や、やな顔してさ

(なにをきたいしているの？いつのまにやら)

何を期待しているの？いつの間にやら

(こきょうのこえもおともきけずにただまちぼうけ)

故郷の声も、音も聞けずにただ待ち惚け

(「どうも。おばんです」って)

「どうも。おばんです」…って

(ははは「いえからにげだしたい」)

ははは「家から逃げ出したい」

(そんなねがいをきいて。とうきょうあおぞらよほう)

そんな願いを聞いて。東京青空予報

(あけないよるをてらせ！あおいひかりにつつまれたみなとのまち)

明けない夜を照らせ！　蒼い光に包まれた港の街

(きょうもみかいのせかいでじゅうじゅんにはんらんしよう)

今日も未開の世界で従順に反乱しよう

(あさひさすれいめいにはなまるをつけようおうじょう！)

朝日差す黎明にハナマルを付けよう、往生！

(いいいちにでぱっぱっぱって)

い、い、いちにでぱっぱっぱって

(さささんしでだっだっだ)

さ、さ、さんしでだっだっだ

(ねえ　ごごごめんよまたねきせつはずれのなみだが)

ねえ、ご、ご、ごめんよまたね、季節外れの涙が

(ろろろくでもないなって)

ろ、ろ、ろくでもないなって

(なななんどもつぶやくのを)

な、な、何度もつぶやくのを

(やややめればよかった)

や、や、やめればよかった

(なにをきたいしていたの？なにじゅうねんさきもきたいして)

何を期待していたの？何十年先も期待して

(あぁきょうものぞむんだとうきょうかいせいよほう)

あぁ今日も望むんだ、東京快晴予報