劣等哀歌

(ぽっけにのこったやりきれなさがきょうもこころのどっかでつかえてしまう)

ポッケに残ったやりきれなさが今日も心のどっかでつかえてしまう

(いつかなんにもないようなわたしのよこでわらうあなたのおんどがゆきをとかした)

いつか何にもないようなわたしの横で笑うあなたの温度が雪を溶かした

(とおいなつきせつのおくにじむけしき)

遠い夏季節の奥滲む景色

(どうにかあいされたいだけきょうだけはよるのかたすみで)

どうにか愛されたいだけ今日だけは夜の片隅で

(あなたにさいじょうきゅうのことばひとつどうかうけとってくれ)

あなたに最上級の言葉ひとつどうか受け取ってくれ

(どうにもあいされないようなれっとうかんきのうにしまっておこう)

どうにも愛されない様な劣等感昨日にしまっておこう

(あなたのさいじょうきゅうのこころひとつだきしめさせてよ)

あなたの最上級の心ひとつ抱きしめさせてよ

(ろんりもないようなきもちのおくにうかぶさいしゅうていりはもうとけている)

論理もないような気持ちの奥に浮かぶ最終定理はもう解けている

(それでもなんかいだねぎゃくがこたえでつよがれてるようでさつらいままなの)

それでも難解だね逆が答えで強がれてるようでさつらいままなの

(あしたがさまたこないようにめをつむる)

明日がさまた来ないように目をつむる

(どうにかあいされたいだけきょうだけはよるのかたすみで)

どうにか愛されたいだけ今日だけは夜の片隅で

(あなたにさいじょうきゅうのことばひとつどうかうけとってくれ)

あなたに最上級の言葉ひとつどうか受け取ってくれ

(どうにもあいされないようなれっとうかんきのうにしまっておこう)

どうにも愛されない様な劣等感昨日にしまっておこう

(あなたのさいじょうきゅうのこころひとつだきしめさせてよ)

あなたの最上級の心ひとつ抱きしめさせてよ

(なんにもさわかんないねそれもぜんぶあいしてよるとおどる)

なんにもさわかんないねそれも全部愛して夜と踊る

(このままじんせいてらしたつきのいろなみだをそえるだけ)

このまま人生照らした月の色涙を添えるだけ

(あしたがくるまえにいまはうたわせてきっとむくわれるまで)

明日が来る前に今は歌わせてきっと報われるまで

(どうにもあいされないようなれっとうかんきのうにしまっておこう)

どうにも愛されない様な劣等感昨日にしまっておこう

(あなたのさいじょうきゅうのこころひとつだきしめさせてよ)

あなたの最上級の心ひとつ抱きしめさせてよ

(いきてくだけでむずかしいようにさ)

生きてくだけで難しい様にさ

(そのしあわせのいみもしらぬけど)

その幸せの意味も知らぬけど

(あいされないようなれっとうかんきのうにしまっておこう)

愛されない様な劣等感昨日にしまっておこう

(あなたのさいじょうきゅうのこころひとつだきしめさせてよ)

あなたの最上級の心ひとつ抱きしめさせてよ