大切な歴史

(すぎるひびにとりのこされ)

過ぎる日々にとり残され

(わたしはきじょとふたりでいきてきた)

私は貴女と二人で生きてきた

(どれだけあるいたのでしょうか)

どれだけ歩いたのでしょうか

(あなたはいまわらえてるでしょうか)

あなたは今笑えてるでしょうか

(そうありますように)

そうありますように

(ａａｈわらってｌａｌａ)

a ah 笑って la la

(きせつはめぐりまたぺーじをめくり)

季節は巡りまたページをめくり

(きざんだれきしがゆがまぬように)

刻んだ歴史が歪まぬように

(なんねんもたってもつづけてきたそうなんで？)

何年も経っても続けてきたそう何で？

(なんてわすれたけど)

なんて忘れたけど

(ただあいしたひとたちのかおがかなしみに)

ただ愛した人達の顔が哀しみに

(そまらないように)

染まらないように

(「またあおう」やくそくしたちいさなゆび)

「また会おう」約束した小さな指

(それがおおきくなり)

それが大きくなり

(ひとであるがためにひととあいしあってくりかえし)

人であるがために人と愛し合って繰り返し

(わかれ、であい、)

別れ、出逢い、

(またであってなんどめのゆうやみをむかえいれたろう？)

また出逢って何度目の夕闇を迎え入れたろう？

(いつだってそばにいてくれたのはきじょだけだった)

いつだって傍にいてくれたのは貴女だけだった

(とまることないじかんのなかで)

止まること無い時間の中で

(あざやかにさきみだれるおもい)

鮮やかに咲き乱れる想い

(ささやかだけどつたえたいことば「あいしてる」)

ささやかだけど伝えたい言葉「愛してる」

(いくせんものときをこえて)

幾千もの時を超えて

(あゆんだせつながつないだおもいで)

歩んだ刹那が繋いだ思い出

(きじょはおぼえてるでしょうか？)

貴女は覚えてるでしょうか？

(あいすべきしあわせなひのことを)

愛すべき幸せな日のことを

(あいしあったひのことを)

愛しあった日のことを

(あのときおしえてくれたたくさんの)

あの時教えてくれた たくさんの

(しあわせそれまできづかなかった)

幸せ それまで気付かなかった

(かぜのゆくえやこもれびもりのしずけさ)

風の行方や木漏れ日森の静けさ

(そこにさくはなばな)

そこに咲く花々

(きいたことないけどなつかしい)

聞いたことないけど懐かしい

(くちずさんでたうたもかすかに)

口ずさんでた歌も幽かに

(おぼえてるよすべてがきれいで)

覚えてるよ全てがキレイで

(きじょのしろいかみににていて)

貴女の白い髪に似ていて

(そしてひびはすぎさってにど)

そして日々は過ぎ去って二度

(とはもどらないとき)

とは戻らない時

(ことばうまくあらわせずに)

言葉上手く表わせずに

(もどかしんだほころびがいまもひびくよ)

もどかしんだ綻びが今も響くよ

(それでもほらいとしく)

それでもほら愛しく

(おもえるのはきじょがいたから)

思えるのは貴女がいたから

(あがせんかいかさねたことばまだ)

何千回 重ねた言葉まだ

(たりないほどきじょがすき)

足りない ほど貴女が好き

(おもわずだきしめささやいた)

思わず抱きしめ 囁いた

(ことば「あいしてる」)

言葉「愛してる」

(かさねあったりょうてはもう)

重ね合った両手はもう

(はなれてふれることさえもかなわず)

離れて触れることさえも叶わず

(それでもおぼえてるあなたと)

それでも覚えてるあなたと

(あるいてきたあいのあふれるひび)

歩いてきた愛の溢れる日々

(いまでも)

今でも

(はじまりがあればおわりもある)

始まりがあれば終わりもある

(のこされたかぎりあるときのなか)

残された限りある時の中

(きじょのきおくもあいも)

貴女の記憶も愛も

(すべてかくせたらいいのにもうできない)

全て隠せたらいいのにもう出来ない

(くいがあるとすればそれはそう)

悔いがあるとすればそれはそう

(きじょがのこした)

貴女が残した

(あいしあってささえあって)

愛しあって支えあって

(すぎていったひのこと)

過ぎていった日の事

(もうずっとずっと)

もうずっと ずっと

(いえずにいたけど)

言えずにいたけど

(いまならいえるよ)

今なら言えるよ

(さよなら、ありがとう)

さよなら、ありがとう

(すぎゆくこのときはおわる)

過ぎ行くこの時は終わる

(なみだはふしぎとでなかったけれど)

涙は不思議と出なかったけれど

(いまでもかわらない)

今でも 変わらない

(むねにはこのおもいだけ)

胸には この思いだけ

(こぼれそうなあいを)

零れそうな愛を

(だきしめてはなさない)

抱きしめて離さない

(かぞえきれないときをこえて)

数えきれない時を超えて

(あゆんだせつながつないだおもいで)

歩んだ刹那が繋いだ思い出

(きじょはおぼえていますか？)

貴女は覚えていますか？

(そうそれをあいとよんだひのこと)

そう それを愛と呼んだ日の事

(あいしあったひのこと)

愛し合った日の事

(あいとよんだひのこと)

愛と呼んだ日の事