激情トラジェディー

(あいさなければならないものを)

愛さなければならないものを

(あいせないときせめるはじぶん)

愛せないとき責めるは自分

(むじゃきなえみをむけられれば)

無邪気な笑みを向けられれば

(あびせたいどろをかぶるはわたし)

浴びせたい泥を被るは私

(よごれるたびになくしたものを)

汚れるたびに失くした物を

(すべてもってるうつくしいきみ)

すべて持ってる美しい君

(このてできずをつけられれば)

この手で傷をつけられれば

(あわれなよくはみちゆくだろう)

憐れな欲は満ちゆくだろう

(かがみよかがみよかがみさん)

鏡よ鏡よ鏡さん

(いちばんみにくいいきものは)

一番醜い生き物は

(どうかわたしでありますように)

どうか私でありますように

(しっとぜつぼうくじゅうかっとう)

嫉妬　絶望　苦渋　葛藤

(きょうきしゅうちゃくけんおとぞうお)

狂気　執着　嫌悪と憎悪

(ぜんぶとかしてどくりんご)

ぜんぶ溶かして毒リンゴ

(ひくつふんまんいかんしょうどう)

卑屈　憤懣　遺憾　衝動

(きょういゆうりょしついとあくい)

脅威　憂慮　失意と悪意

(どうぞいますぐおめしになられて)

どうぞ今すぐお召しになられて

(ゆるされたってくやむだけだと)

赦されたって悔やむだけだと

(わかりながらもなにをいのるか)

わかりながらも何を祈るか

(みじめなだけのさかうらみでも)

惨めなだけの逆恨みでも

(いきるりゆういたましいじぶん)

生きる理由痛ましい自分

(かがみよかがみよかがみさん)

鏡よ鏡よ鏡さん

(いちばんおろかないきものは)

一番愚かな生き物は

(どうかわたしでありますように)

どうか私でありますように

(ぎしんしょうそうじゃねんさくらん)

疑心　焦燥　邪念　錯乱

(もうきょきょぞうきょうはくかんねん)

妄挙　虚像　強迫観念

(とくとにつめてどくりんご)

篤と煮詰めて毒リンゴ

(おえつこどくひたんかいこん)

嗚咽　孤独　悲嘆　悔恨

(ざんげじちょうせんみんいしき)

懺悔　自嘲　選民意識

(よいのまくあけげきじょうとらじぇでぃー)

宵の幕明け激情トラジェディー

(しょうじきもののかがみをわって)

正直者の鏡を割って

(うそつきばかりにかこまれて)

嘘吐きばかりに囲まれて

(おのれのこころにむしばまれゆくみぐるしいづら)

己の心に蝕まれゆく見苦しい面

(しっとぜつぼうくじゅうかっとう)

嫉妬　絶望　苦渋　葛藤

(きょうきしゅうちゃくけんおとぞうお)

狂気　執着　嫌悪と憎悪

(ぜんぶとかしてどくりんご)

ぜんぶ溶かして毒リンゴ

(ひくつふんまんいかんしょうどう)

卑屈　憤懣　遺憾　衝動

(きょういゆうりょしついとあくい)

脅威　憂慮　失意と悪意

(どうぞいますぐおめしになられて)

どうぞ今すぐお召しになられて

(ぎしんしょうそうじゃねんさくらん)

疑心　焦燥　邪念　錯乱

(もうきょきょぞうきょうはくかんねん)

妄挙　虚像　強迫観念

(とくとにつめてどくりんご)

篤と煮詰めて毒リンゴ

(おえつこどくひたんかいこん)

嗚咽　孤独　悲嘆　悔恨

(ざんげじちょうせんみんいしき)

懺悔　自嘲　選民意識

(ゆめのまくぎれげきじょうとらじぇでぃー)

夢の幕切れ激情トラジェディー