refrain

(ここにきたいみのぜひはとわないけど)

ここに来た意味の是非は　問わないけど

(こころをうつすかがみすらかすんでた)

心を映す鏡すら　霞んでた

(あうたびにおひさしぶりこえをかけてみても)

会う度に「お久しぶり」声をかけてみても

(きこえてくることばははじめまして)

聞こえてくる言葉は「はじめまして」

(いっとにきずつくえいりなことばには)

一途に傷つく　鋭利な言葉には

(つみすらうつしだせずかこをけしさる)

罪すら映し出せず　過去を消し去る

(これからのながいながいたびじのはてに)

これからの　長い　長い　旅路の果てに

(どんなせかいをおもいのこしていくの？)

どんな世界を　想い　遺して逝くの？

(どうかどうかわすれてください)

どうか　どうか　忘れて下さい

(なんどもはじまりをくりかえすせかい)

何度も始まりを繰り返す世界

(おわりのはじまりいくどのはじまり)

【終わりの始まり　幾度の始まり】

(ここにいることのわけはしらないけど)

ここにいる事の訳は知らないけど

(みえるけしきそのいみは)

見える景色　その意味は

(どこかなつかしいようで)

どこか懐かしい様で

(いとおしいようなくるおしいような)

愛おしい様な　狂おしい様な

(もどかしいこのせかいのなか)

もどかしい　この　世界の中

(かなしいこえでなくのはだれ？)

悲しい声で泣くのは誰？

(きおくのすいていこころのまんげきょう)

記憶の水底　心の万華鏡

(かわべのひがんばなあかつきにいろどる)

川辺の彼岸花　暁に彩る

(すべてがうまれそだちしんでくせかいで)

全てが　産まれ　育ち　死んでく世界で

(くりかえされるであいとわかれのし)

繰り返される　出会いと別れの詩

(どうかどうかゆるしてください)

どうか　どうか　許して下さい

(せめておもいをわすれないようにのこす)

せめて想いを忘れない様に遺す

(いのちのひかりともすことばのぬくもり)

【命の光】灯す【言葉の温もり】

(きえないようにわすれぬように)

消えない様に　忘れぬ様に

(いのちのはるをかぞえてはなさく)

命の春を数えて花咲く

(いちどのいのちひとりのわたし)

一度の命　一人の私

(きじょのすべてをみてききおぼえる)

貴女の全てを　見て　聞き　覚える

(なんどもなんどもなんどもつよく)

何度も　何度も　何度も強く

(とおいとおいおわりのはてに)

遠い　遠い　終わりの果てに

(かわすことばはどこからくえんじみて)

交わす言葉は　どこか楽園じみて

(どうかどうかわすれはしないで)

どうか　どうか　忘れはしないで

(ひとみにうつるせかいのすべてに)

瞳に映る世界の全てに

(いつまでもひびいて)

いつまでも　響いて

(どうかおぼえていて)

【どうか　覚えていて】

(ありふれたはじめましてなんていらない)

有り触れた「はじめまして」なんていらない

(いまをつなぐやくそくはすいめんにさいたひがんばな)

今を繋ぐ約束は　水面に咲いた彼岸花