腕試し（３０秒）

(せんぷうきのかぜがここちよくへやをぬけた)

扇風機の風が心地よく部屋を抜けた

(かわべですけっちぶっくにふうけいをえがく)

川辺でスケッチブックに風景を描く

(ばすていでぼんやりそらをみあげていた)

バス停でぼんやり空を見上げていた

(おちばのなかからどんぐりをみつけた)

落ち葉の中からどんぐりを見つけた

(あめあがりのみちににじがかかっていた)

雨上がりの道に虹がかかっていた

(しゃぼんだまがふわふわとそらへまう)

シャボン玉がふわふわと空へ舞う

(ゆうびんうけにてがみがとどいていた)

郵便受けに手紙が届いていた

(おきにいりのおんがくをいやほんできいた)

お気に入りの音楽をイヤホンで聴いた

(あのみせのちーずけーきはぜっぴんだった)

あの店のチーズケーキは絶品だった

(のはらでよつばのくろーばーをさがした)

野原で四つ葉のクローバーを探した

(ずこうのじかんにかみねんどでどうぶつをつくった)

図工の時間に紙粘土で動物を作った

(てーぶるのうえにおかしがたくさんあった)

テーブルの上にお菓子がたくさんあった

(ろじうらにあるぱんやさんがとてもにんき)

路地裏にあるパン屋さんがとても人気

(おまつりのやたいできんぎょすくいにちょうせんした)

お祭りの屋台で金魚すくいに挑戦した

(かわのせせらぎがこころをおちつかせてくれる)

川のせせらぎが心を落ち着かせてくれる

(らじおからなつかしいきょくがながれてきた)

ラジオから懐かしい曲が流れてきた

(あさやけがまちをあかくそめていた)

朝焼けが街を赤く染めていた

(かぎをさがしてかばんのなかをひっくりかえした)

鍵を探してカバンの中をひっくり返した

(よるのうみべをらいとをもってあるいた)

夜の海辺をライトを持って歩いた

(かいだんをのぼったさきにじんじゃがみえた)

階段を上った先に神社が見えた

(かがみにうつったじぶんとめがあった)

鏡に映った自分と目が合った

(しずかなもりのなかでしんこきゅうをした)

静かな森の中で深呼吸をした

(よみかけのほんのしおりがおちていた)

読みかけの本のしおりが落ちていた

(あたらしいくつをはいてまちをあるいた)

新しい靴を履いて街を歩いた

(へやにはいるとこーひーのかおりがした)

部屋に入るとコーヒーの香りがした

(たんじょうびにてがみをもらってかんどうした)

誕生日に手紙をもらって感動した

(だいどころからおみそしるのいいにおいがした)

台所からお味噌汁のいい匂いがした

(ふうせんがそらへとたかくのぼっていった)

風船が空へと高く昇っていった

(きょうかしょのはしにらくがきをしておこられた)

教科書の端に落書きをして怒られた

(ふわふわのもうふにくるまってねむった)

ふわふわの毛布にくるまって眠った