まだ知らない君がいる

(あめあがりをさすらった)

雨上がりを流離った、

(さかさまのそらをしった)

逆さまの空を知った、

(てがきのやじるしはまちかどで)

手書きの→は街角で、

(きえちゃった)

消えちゃった、

(きれちゃった)

切れちゃった。

(そんなそざつさを)

そんな粗雑さを、

(いきあたりばったりなしひょうを)

行き当たりばったりな指標を、

(おもいだしている)

思い出している。

(まよいかたをわすれてしまっている)

迷い方を忘れてしまっている。

(たいせきちとりのこすむこうのふへん)

対蹠地、取り残す向こうの普遍、

(そこつくけしきはかいてんしき)

底つく景色は回転式、

(とうしきでつなぐたいけいいじ)

等式で繋ぐ体系維持、

(みょうにせいりされたあいでんてぃてぃ)

妙に整理されたアイデンティティ、

(かみをきどったうんめいのぎそうから)

神を気取った運命の偽装から、

(こぼれおちていくだれかのそうぞうをおもう)

零れ落ちていく誰かの創造を想う、

(くりかえす)

繰り返す、

(まだしらないきみがいるから)

まだ知らない君がいるから！

(まだしらないきみがいる)

まだ知らない君がいる、

(まだしらないきみがいる)

まだ知らない君がいる、

(まだしらないきみがいる)

まだ知らない君がいる、

(まだしらないきみがいるから)

まだ知らない君がいるから！

(あめあがりをさすらった)

雨上がりを流離った、

(さかさまのそらをしった)

逆さまの空を知った、

(てがきのやじるしはまちかどで)

手書きの→は街角で、

(きえちゃった)

消えちゃった、

(きれちゃった)

切れちゃった。

(そんなそざつさを)

そんな粗雑さを、

(たしかにあったむとうせいを)

確かに在った無統制を、

(いきあたりばったりなしひょうを)

行き当たりばったりな指標を、

(ただしさだけじゃなかったあのころを)

正しさだけじゃなかったあの頃を、

(おもいだしている)

思い出している。

(まよいかたをわすれてしまっている)

迷い方を忘れてしまっている。

(いろんなひとがどあをたたいて)

色んな人がドアを叩いて、

(そのぜんぶにおはようっていってきたきみは)

その全部におはようって言ってきた君は、

(ぶあつさなんてかんけいなく)

分厚さなんて関係なく、

(いたみもこうふんもひとのぶんだけせおった)

痛みも興奮も人の分だけ背負った、

(だからうそだってほんとうにできたんだ)

だからウソだって本当にできたんだ。

(だれかのいのりよりこわれたしゃかいをのろうんだ)

誰かの祈りより、壊れた社会を呪うんだ。

(まよいかたをわすれてしまっている)

迷い方を忘れてしまっている。

(たいせきちとりのこすむこうのふへん)

対蹠地、取り残す向こうの普遍、

(そこつくけしきはかいてんしき)

底つく景色は回転式、

(とうしきでつなぐたいけいいじ)

等式で繋ぐ体系維持、

(みょうにせいりされたあいでんてぃてぃ)

妙に整理されたアイデンティティ、

(かみをきどったうんめいのぎそうから)

神を気取った運命の偽装から、

(こぼれおちていくだれかのそうぞうをおもう)

零れ落ちていく誰かの創造を想う、

(くりかえす)

繰り返す、

(まだしらないきみがいるから)

まだ知らない君がいるから！

(まだしらないきみがいる)

まだ知らない君がいる、

(まだしらないきみがいる)

まだ知らない君がいる、

(まだしらないきみがいる)

まだ知らない君がいる、

(まだしらないきみがいる)

まだ知らない君がいる、

(まだしらないきみがいる)

まだ知らない君がいる、

(まだしらないきみがいる)

まだ知らない君がいる、

(まだしらないきみがいる)

まだ知らない君がいる、

(まだしらないきみがいるから)

まだ知らない君がいるから！