同じお墓「怖い話」

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投稿者投稿者Sakura Takemuraいいね0お気に入り登録
プレイ回数18難易度(4.1) 1433打 長文

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問題文

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(これはわたしのそぼのほんとうにあったおはなしです)

これは私の祖母の本当にあったお話です

(わたしはそぼりょうしんわたしたちしまいのさんせだいでどうきょしていました)

私は祖母 両親 私達姉妹の3世代で同居していました

(わたしがせいじんしてまもないころそぼはにんちしょうとなってしまいときおりおかしなげんどうをして)

私が成人して間もない頃祖母は認知症となってしまい時折おかしな言動をして

(しまうことがおおくなっておりました)

しまう事が多くなっておりました

(そんなそぼがあるひから)

そんな祖母がある日から

(「おなじおはかにはいりたい!」)

「同じお墓に入りたい!」

(とさわぐようになったのです)

と騒ぐようになったのです

(わたしのいえにはもちろんしょゆうしているおはかがあります)

私の家には勿論所有しているお墓があります

(おおきくてりっぱなものでありませんでしたがかぞくしんぞくはみなそこへまいそうされること)

大きくて立派なものでありませんでしたが 家族親族は皆そこへ埋葬されること

(はわかっています)

はわかっています

(そぼにもかぞくみなで)

祖母にも家族皆で

(「だいじょうぶだよみなおなじおはかにいれるよ」)

「大丈夫だよ 皆同じお墓に入れるよ」

(とせつめいするのですがききわけができず)

と説明するのですが 聞き分けが出来ず

(なんども「おなじおはかにはいりたい!」とだだをこねます)

何度も「同じお墓に入りたい!」とダダをこねます

(まぁにんちしょうだからしかたないのかなくらいにしかそのときはおもっていませんでした)

まぁ認知症だから仕方ないのかなくらいにしかその時は思っていませんでした

(そんなそぼもなくなってしまいしっかりおそうしきをとりおこなってぶじにまいそうすること)

そんな祖母も亡くなってしまい しっかりお葬式を執り行って無事に埋葬する事

(ができました)

が出来ました

(「おばあちゃんちゃんとおなじおはかにはいれたよ」)

「おばあちゃん ちゃんと同じお墓に入れたよ」

(そうこころでつぶやいててあつくくようをおえました)

そう心で呟いて 手厚く供養を終えました

(ところがそれからほどなくしてわたしのすむちいきでさいがいがはっせいしおはかがどしゃにうもれ)

ところがそれから程なくして私の住む地域で災害が発生し お墓が土砂に埋もれ

など

(てしまいました)

てしまいました

(ふっきゅうさぎょうがおこなわれたもののおはかはどうすることもできずしかたなしにべつのばしょ)

復旧作業が行われたものの お墓はどうすることも出来ず仕方なしに別の場所

(へあたらしいおはかをこうにゅうすることになったのです)

へ新しいお墓を購入することになったのです

(そぼをふくめいままでおはかにまいそうされていたいこつもいどうさせたかったのですが)

祖母を含め 今までお墓に埋葬されていた遺骨も移動させたかったのですが

(けっきょくはっけんすることもできませんでした)

結局発見することも出来ませんでした

(ぶじにあたらしいおはかができたとき)

無事に新しいお墓が出来た時

(「おばあちゃんこうしてべつべつのおはかになるのしってたのかもねぇ」)

「おばあちゃん こうして別々のお墓になるの知ってたのかもねぇ」

(ははがぼそっとつぶやきました)

母がボソッと呟きました

(まさかとはおもいますがそぼが「おなじおはかにはいりたい」とさわいでいたあのとき)

まさかとは思いますが祖母が「同じお墓に入りたい」と騒いでいたあの時

(こうなるみらいがみえていたとでもいうのでしょうか)

こうなる未来が見えていたとでもいうのでしょうか

(よのなかにはふしぎなことってあるんだなとかんじたたいけんでした)

世の中には不思議な事ってあるんだなと感じた体験でした

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