残酷な夜に輝け【フル】

(よるをこえるぼくらのうたとおくまでひびくように)

夜を超える僕らのうた　遠くまで響くように

(にくしみよりつよいきもちさがしたんだてをのばして)

憎しみより強い気持ち　探したんだ手を伸ばして

(やみのなかでひかるものはちいさくだけどずっとそばに)

闇の中で光るものは小さく　だけどずっと側に

(つないだこころのあかしをかかげてすすむ)

繋いだ心の証を掲げて進む

(ゆけはてしないせかいのかなしみはこのちいさなてのひらにあまるけど)

行け　果てしない世界のかなしみはこの小さな手のひらに余るけど

(やさしいひびにはもうもどれないどこにもかえらない)

優しい日々にはもう戻れない　どこにも帰らない

(あしたへかがりびをたかくもやすからざんこくなよるにかがやけ)

明日へ篝火を高く燃やすから　残酷な夜に輝け

(きみのこえがきこえた)

君の声が聞こえた

(しろくこごえたおもいもいたみもずっとそばに)

白く凍えた想いも痛みも　ずっと側に

(においたつやみからうまれたくろいねがいのなかにしずんでも)

匂い立つ闇から生まれた　黒い願いの中に沈んでも

(よるをこえるぼくらのうたきみのもとへとどくようにまだみぬよあけはとおく)

夜を超える僕らのうた　君の元へ届くように　まだ見ぬ夜明けは遠く

(にくしみよりつよいうたをひとりだってうたうけれど)

憎しみより強いうたを　一人だって歌うけれど

(とてもとおくからきこえるきみのこえをしんじてるんだ)

とても遠くから聞こえる　君の声を信じてるんだ

(ひとりじゃないとさけびながらひとりぼっちでちぬれるぼくら)

一人じゃないと叫びながら　一人ぼっちで血濡れる僕ら

(つないだすべてのおもいをかかえてすすむ)

繋いだ全ての想いを抱えて進む

(ゆめみていたんだきみがそばにいてなつかしいあおぞらをみあげてた)

夢見ていたんだ君が側にいて　懐かしい青空を見上げてた

(いきていることはうつくしいんだよそれだけでいいよとわらってた)

生きていることは美しいんだよ　それだけでいいよと笑ってた

(むねにのこされたみちしるべひかりへとつづいているから)

胸に残された道しるべ　光へと続いているから

(やみのなかをかけぬけ)

闇の中を駆け抜け

(かなしみよりもつよいうたきみのもとへとどくように)

かなしみよりも強いうた　君の元へ届くように

(あといっぽだけひとつだけよるをこえてゆけ)

あと一歩だけ　一つだけ　夜を超えて　行け