甘粒

(くうそうめいた)

空想めいた

(きやすめのいこいが)

気休めの憩いが

(ふたりをじょうかして)

二人を浄化して

(くたびれた)

くたびれた

(かたにのせたゆめが)

肩に乗せた夢が

(つづけばいいのにね)

続けばいいのにね

(つづけばいいのにね)

続けばいいのにね

(ららら、らら、ららら)

ラララ、ララ、ラララ

(らら、らららら、らららら)

ララ、ララララ、ララララ

(ららら、らら、ららら)

ラララ、ララ、ラララ

(らら、らららら、らららら)

ララ、ララララ、ララララ

(しゅうごうはひるよりまえねはやくない)

集合は昼より前ね早くない?

(はやくないむしろまだたりないくらい)

早くないむしろまだ足りないくらい

(じかんってばあまのじゃくだから)

時間ってば天邪鬼だから

(ほんきでいかないとね)

本気で行かないとね

(きみがこーひーのめないこと)

君がコーヒー飲めないこと

(きみがひーるでせをますこと)

君がヒールで背を増すこと

(あぶねーわすれそうだったさいこうきゅうのじょうほう)

あぶねー忘れそうだった最高級の情報

(らむれーずんだってほら)

ラムレーズンだってほら

(ひとつぶがこうふくをまいて)

一粒が幸福を撒いて

(きっとせいかつにこんなみつをかけていたら)

きっと生活にこんな蜜をかけていたら

(このあじはしらない)

この味は知らない

(くうそうめいた)

空想めいた

(きやすみめのいこいが)

気休みめの憩いが

(ふたりをじょうかして)

二人を浄化して

(くたびれた)

くたびれた

(かたにのせたゆめが)

肩に乗せた夢が

(つづけばいいのにね)

続けばいいのにね

(ねねみてもうこんなじかん)

ねね見てもうこんな時間

(あいかわらずのわだいはほうまんで)

相変わらずの話題は放漫で

(びがくのちがいすらここちよくて)

美学の違いすら心地よくて

(しまいにゃせかいのかたちについて)

しまいにゃ世界の形について

(ぶっとんだこうさつをといて)

ぶっ飛んだ考察を説いて

(もしもせいかつがかわったら)

もしも生活が変わったら

(いつかへいおんがかなったら)

いつか平穏が叶ったら

(きみのめをみればわかるよ)

君の目を見ればわかるよ

(じょうだんにまぜないとくちにできないって)

冗談に混ぜないと口にできないって

(びおとーぷだってほら)

ビオトープだってほら

(ときのながれさておいて)

時の流れさておいて

(いっそえいえんにきょうがおわらないのなら)

いっそ永遠に今日が終わらないのなら

(じんせいかんなんてほっといて)

人生観なんてほっといて

(ふたりだけでとうひしてしまうのもいい)

ふたりだけで逃避してしまうのもいい

(くうそうめいた)

空想めいた

(きやすめのいこいが)

気休めの憩いが

(ふたりをじょうかして)

二人を浄化して

(くたびれた)

くたびれた

(かたにのせたゆめが)

肩に乗せた夢が

(つづけばいいのにね)

続けばいいのにね

(ふわっとかおってさいた)

ふわっと香って咲いた

(あまいあまいしふぉんが)

甘い甘いシフォンが

(にがみをじょうかして)

苦味を浄化して

(くたびれた)

くたびれた

(ねむるきみのゆめが)

眠る君の夢が

(つづけばいいのにね)

続けばいいのにね

(かぶそくなくおりまざるじゅうそくとひろうが)

過不足なく織り混ざる 充足と疲労が

(いまはただいまはただ)

今はただ今はただ

(いとおしい)

愛おしい