映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」演説

劇中、豊臣秀吉率いる一部勢力の謀略が明かされる中で、再び民衆の前に姿を現した総理大臣の徳川家康が、現代社会における政治や民衆の問題点を指摘しながらも、未来を信じて決意を表明するシーンです。
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問題文
(わしは400ねんほどのまえのじだいからここにやってきた)
わしは、400年ほどの前の時代からここにやって来た。
(いまこのじだいにはきもをつぶすようなきらびやかさがあった)
今この時代には、肝を潰すような煌びやかさがあった。
(じゃがどうじにわしがかんじたのはしつぼうであった)
じゃが、同時にわしが感じたのは、失望であった。
(それはこのじだいのまつりごとのいいかげんさじゃ)
それは、この時代の政の「いい加減さ」じゃ。
(だれもがまつりごとにかかわれるといいながらも)
誰もが政に関われると言いながらも、
(そのじつだいあんもなくただひはんするだけのものや)
その実、代案も無く、ただ批判するだけの者や、
(こっかいちゅうにへいきでいねむりをするものたち)
国会中に平気で居眠りをする者達。
(たみのだいひょうであるならおのれのしんねんをもち)
民の代表であるなら、己の信念を持ち、
(このよをよりよくするためのぎろんをつくすべきじゃ)
この世をより良くする為の、議論を尽くすべきじゃ。
(しかしそのたみのたみとて)
しかし、その民の民とて、
(あまりにいいかげんにものごとをとらえておる)
あまりにいい加減に物事を捉えておる。
(ひでよしどののいうとおりじゃ)
秀吉殿の言う通りじゃ。
(そのつどじぶんたちにとってつごうのいいはなしにとびつき)
その都度、自分達にとって都合の良い話に飛びつき、
(すきかってなことをむせきにんにくちにする)
好き勝手な事を無責任に口にする。
(じぶんでみききししらべあげたじょうほうではなく)
自分で見聞きし、調べ上げた情報ではなく、
(ただなにげなくめにしただけのじょうほうが)
ただ何気なく目にしただけの情報が、
(すべてまことのものであるとしんじこみそれがあたかも)
全て誠の物であると信じ込み、それがあたかも、
(おのれでかんがえぬいてだしたいけんであるかのごとくとらえる)
己で考え抜いて出した意見であるかの如く捉える。
(いまのたみたちはみなまいにちはきすてられていくようなくだらぬじょうほうにかんたんにおどらされる)
今の民達は皆、毎日吐き捨てられていくような下らぬ情報に簡単に踊らされる。
(せんどうされていることにきづいておらぬのじゃ)
扇動されている事に気づいておらぬのじゃ。
(それははやりやまいよりももっとおそろしいやまいである)
それは流行病よりも、もっと恐ろしい病である。
(おのれのいしをなくしたたみたちはけんいやけんりょくのえじきとなる)
己の意志を無くした民達は、権威や権力の餌食となる。
(ときのけんりょくしゃたちによっていいようにつかわれる)
時の権力者達によっていいように使われる。
(ひでよしどのがそれをおしえてくれたとはおもわぬか)
秀吉殿が、それを教えてくれたとは思わぬか?
(いちぶがなしいちぶのにんげんがこうふくにくらすよは)
一部が成し、一部の人間が幸福に暮らす世は、
(わしがもとめるあんねいのよではない)
わしが求める安寧の世ではない。
(だからわしはだれもがへいおんにくらせるよをつくるために)
だからわしは、誰もが平穏に暮らせる世を作る為に、
(えどばくふをひらいたのじゃ)
江戸幕府を開いたのじゃ。
(じゃがいまのよはみせかけのへいわのうえにあぐらをかいておる)
じゃが、今の世は見せかけの平和の上に胡坐をかいておる。
(おのれではなにをせずともあんねいのよをてにいれたかのようにかんちがいしておる)
己では何をせずとも、安寧の世を手に入れたかのように勘違いしておる。
(わしはなにもたちあがれといいたいのではない)
わしは何も「立ち上がれ」と言いたいのではない。
(あるものがいった)
ある者が言った。
(いまにいきるものたちはあまりにひとまかせであると)
「今に生きる者達は、あまりに人任せである」と。
(しかしまたこうもいった)
しかしまた、こうも言った。
(おのれにきたいせよと)
「己に期待せよ」と。
(みなわかっておらぬが)
皆分かっておらぬが、
(このにっぽんというくにはげんそんするせかいさいこのくにだ)
この日本と言う国は、現存する世界最古の国だ。
(きげんまえ600ねんをこえ、)
紀元前600年を超え、
(かわのながれのようにみゃくみゃくとげんざいまでつづいている)
川の流れのように脈々と現在まで続いている。
(いうなればじだいとはたいがである)
言うなれば、時代とは、大河である。
(わしらのじだいのかわはつねにはんらんをおこし)
わしらの時代の川は、常に氾濫を起こし、
(あたりにさいがいをおよぼすようなものであった。)
辺りに災害を及ぼすようなものであった。
(わしたちはそのかわがあふれぬようつつみをつくりかわはばをひろげてきたにすぎぬ)
わし達は、その川が溢れぬよう堤を作り、川幅を広げてきたに過ぎぬ。
(けっしてだれかひとりのすぐれたえいけつがつくったかわなどではない)
決して、誰か一人の優れた英傑が作った川などではない。
(たくさんのひとびとのこころざしがあり)
沢山の人々の志があり、
(こわれたつつみをそのつどかいしゅうしてながれをとめぬようまもりつづけてきたのじゃ)
壊れた堤をその都度改修して、流れを止めぬよう守り続けてきたのじゃ。
(いまいちどいう)
今一度言う。
(わしはいまのたみたちをしんじたい)
わしは、今の民達を信じたい。
(みながみなひとまかせでないこともわかっておる)
皆が皆、人任せでない事も分かっておる。
(このくにのためにたちあがれるものもいることもわかっておる)
この国の為に立ち上がれる者もいる事も分かっておる。
(このじだいのはってんをしんじ)
この時代の発展を信じ、
(わしはげんだいのものたちへたいせいほうかんすることをきめた)
わしは現代の者達へ"大政奉還”する事を決めた。
(わがないかくはきょうをもってそうじしょくする)
我が内閣は、今日をもって総辞職する。
(まつりごとをおまえたちのじだいにかえそう)
政を、お前達の時代に返そう。
(これからのみらいをつくるのはおまえたちひとりひとりである)
これからの未来を作るのは、お前達一人一人である。
(おまえたちならできる)
お前達なら出来る。
(よりよきみらいをつくれ)
より良き未来を作れ。