ムジナ寝台特急ミステリヰ

(たわむれてひとよのひまつぶししょうわふかしぎ)

「戯れて一夜の暇つぶし」　昭和不可思議

(うしみつしはつがたごとがたことやってくるなりぼくらいざなう)

ウシミツ始発　ガタゴトガタコトやって来るなり　ぼくら誘う

(いやさかさっさとのりましょう)

弥栄さっさと乗りませう

(よぎしゃようぎしゃかたみちきっぷのいきさきゆうかいのべつまくなしたんていいっこうさあきゅうち)

夜汽車？容疑者？片道切符の行き先幽界のべつ幕なし　探偵一行　さあ窮地

(きよくただれてうつくしくながめほろうないとほうもないこんなのもうこりごり)

清く爛れて鬱奇しく眺め　歩廊ない途方もない「こんなのもう狐狸ごり」

(そーらそーらそらもっけてだまにとられてやるもんか)

そーらそーらそら物怪手玉にとられてやるもんか

(のるそるどろんどろんもうまちじゅうばかさわぎ)

伸(乗)る？反る？　ドロンドロン　もう街中莫迦騒ぎ

(やれやれよいさったしゃりんはくるくるよいらんたん)

やれやれ酔い去った　車輪はくルクる宵ランタン

(つどえしょうねんたんていだん)

集え少年探偵團

(くらいしゃないとんねるふみきりしゃだんきだまらっしゃい)

暗い車内隧道　踏切　遮断機　黙らっしゃい

(またおまけにおばけもうおんなじぼけつのむじなよ)

またオマケにオバケ　もうおんなじ墓穴のムジナよ

(わようせっちゅうてんでんばらばらしょうたいみぬけむじなしんだいとっきゅう)

和妖折衷てんでんばらばら　正体見抜け　ムジナ寝台特急

(やーいやーいなけわっぱせーのでおつむにはれはっぱ)

やーいやーい泣けわっぱせーのでおつむに貼れ葉っぱ

(とちゅうげしゃだめだめさあいよいよばけさわぎ)

途中下車ダメダメさあいよいよ化け騒ぎ

(こいこいはっぴゃくやきてきはなるなるそれぽっぽ)

こいこい八百八　汽笛は鳴る鳴るソレぽっぽ

(うれいなくともそなえあり)

憂いなくとも備えあり

(それゆけいづなあらごとはおれのやくめやたたのたー)

「それゆけ飯綱」「荒事は俺の役目」ヤタタのター！

(きみのとなりにだってようかいはいるぜ)

「君の隣にだって妖怪は居るぜ」

(やーいやーいなけわっぱ)

『やーいやーい泣けわっぱ』

(こいこいはっぴゃくやこいこいこいはっぴゃくや)

こいこい八百八『こいこいこい八百八』

(けせらせらせらけせらせらげせわせわせわげせわせわせわ)

ケセラセラセラケセラセラ『下世話世話世話下世話世話世話』

(おせわせわせわおせわさま)

お世話世話世話お世話様

(あびらのうんけんそわそわか)

あびらのうんけんそわそわか

(かいけつ)

怪傑(解決)

(そーらそーらそらもっけてだまにとられてやるもんか)

そーらそーらそら物怪　手玉にとられてやるもんか

(のるそるどろんどろんもうまちじゅうばかさわぎ)

伸(乗)る？反る？ドロンドロンもう街中莫迦騒ぎ

(やれやれよいさったしゃりんはくるくるよいらんたん)

やれやれ酔い去った　車輪はくルクる宵ランタン

(つどえしょうねんたんていだんそろいぶみ)

集え少年探偵團 そろい踏み