モットー。/阿部真央

(つかれましたこのばに)

疲れました。　この場に

(つかれましたあなたのことばに)

疲れました。　アナタの言葉に

(つかれましたうそつくのに)

疲れました。　嘘つくのに

(もうむりやりわらいたくないんだよ)

もう無理やり笑いたくないんだよ

(まぁいっかっておざなりにしてたらなにもみえなくなってしまう)

「まぁ、いっか」っておざなりにしてたら何も見えなくなってしまう

(じぶんをしらんぷりするのはらくだけどちがうだろう)

自分を知らんぷりするのは楽だけど　違うだろう？

(ごまかすことになれてしまいたくないから)

ごまかすことに慣れてしまいたくないから

(ぼくはいつまでももがきうたいつづけている)

僕はいつまでも　もがき歌い続けている

(むりしてがんばったっていいことなにひとつないから)

無理して頑張ったっていいこと何ひとつないから

(ぶきようでいいのさみせつづけることがもっとー)

不器用でいいのさ　見せ続けることがモットー

(みそぎだしたことばもみそじでしたってさらすことばも)

身削ぎだした言葉も　「三十路でした☆」ってさらす言葉も

(しぼりだしたいきてくすべそうきみがきみであるためのすべ)

しぼりだした　生きてく術　そう　君が君で在るための術

(くらべたがりやのせけんにながされつかれたらまたおいで)

比べたがり屋の世間に流され疲れたら　またおいで

(きみがほんとうになりたいのはきみいがいのだれだっていうの)

君が本当になりたいのは　君以外の　誰だっていうの？

(いきてるだけでだれもすばらしいのに)

生きてるだけで　誰も素晴らしいのに

(そのいろめがねがじぶんじしんをくるしめている)

その色メガネが自分自身を苦しめている

(せのびしてつくったってそれはきみじゃないから)

背伸びして造ったって　それは君じゃないから

(すなおでいいじゃないほんとうのかおみせてもっと)

素直でいいじゃない　本当の表情（かお）見せてもっと

(むねさけるようなことばにさらされなみだぼれても)

胸裂けるような言葉にさらされ　涙ぼれても

(わすれないできみおもってうたうやつだっている)

忘れないで　君想って　歌う奴だって居る

(ゆうとうせいずきのせけんはおいとけ)

優等生好きの世間は置いとけ。

(きみがきみならばいい)

君が君ならばいい

(そこでいきをしていてくれるだけで)

そこでいきをしていてくれるだけで

(それだけでいいから)

それだけで、いいから

(ごまかすことになれてしまいたくないから)

ごまかすことに慣れてしまいたくないから

(ぼくはいつまでももがきうたいつづけている)

僕はいつまでも　もがき歌い続けている

(むりしてがんばったっていいことなにひとつないから)

無理して頑張ったっていいこと何ひとつないから

(ぶきようでいいのさほんとうのかおみせてもっと)

不器用でいいのさ　本当の表情（かお）見せてもっと

(みせつづけることがもっとー)

見せ続けることがモットー