クロノグラフ彗星

(いつかしょうねんはであうだろう)

いつか少年は 出逢うだろう

(おなじゆめをみていたきみに)

同じ幻を見ていた 君に

(はぐれぼしたちがまるでいんりょくに)

はぐれ星達が まるで引力に

(ひきよせられるさだめのよう)

引き寄せられる 運命のよう

(かなうならみらいさえなぐって)

叶うなら 未来さえ擲って

(あまたのよるをこえかけだそう)

数多の夜を越え 駆け出そう

(ゆびさきをすりぬけるきみが)

指先をすり抜ける 君が

(ほしくずにまぎれてまたとおくなる)

星屑に紛れて また遠くなる

(もしもすうびょうごにせかいじゅうで)

もしも数秒後に 世界中で

(れきしてきていでんがおこったとしても)

歴史的停電が 起こったとしても

(はるかじょうくうでほしのざんがいが)

遥か上空で 星の残骸が

(ひかりはなちよるをそめるだろう)

光放ち 夜を染めるだろう

(さいげんのないそらのかたすみで)

際限のない 宇宙の片隅で

(７６おくぶんの１と１が)

76憶分の1と1が

(てんとせんでせいざをえがけば)

点と線で 星座を描けば

(まきもどらないせつなもこえてゆける)

巻き戻らない刹那も 越えてゆける

(かさなりあうぼくら)

重なり合う僕ら

(ゆめにとまどいながら)

幻に戸惑いながら

(ひかりもとめてをのばし)

光求め 手を伸ばし

(さしのばしたんだはるかかなた)

差し伸ばしたんだ 遥か彼方

(とわにきみのそばに)

永遠に 君の側に

(こぼれてゆくながれぼし)

零れてゆく 流れ星

(つかみたいみらいみたいじだい)

掴みたい未来 見たい時代

(せかいのはてをふたりで)

世界の果てを 二人で

(ふたつきのました)

双月の真下

(すれちがったひかりが)

すれ違った光が

(にどとまじわることなく)

二度と 交わることなく

(きえかかったまま)

消えかかったまま

(まだわずかにほたるびをともして)

まだ僅かに 蛍火を灯して

(ふたしかなあすをてらして)

不確かな明日を 照らして

(たがいにもとめあうほどに)

互いに 求め合うほどに

(とおくなってゆくさだめ)

遠くなってゆく 運命

(かなうならみらいさえなぐって)

叶うなら 未来さえ擲って

(あまたのよるをこえかけだそう)

数多の夜を越え 駆け出そう

(ゆびさきをすりぬけるきみが)

指先をすり抜ける 君が

(ほしくずにまぎれてまたとおくなる)

星屑に紛れて また遠くなる

(かさなりあうぼくら)

重なり合う 僕ら

(ゆめにとまどいながら)

幻に戸惑いながら

(ひかりもとめてをのばし)

光求め 手を伸ばし

(さしのばしたんだはるかかなた)

差し伸ばしたんだ 遥か彼方

(とわにきみのそばに)

永遠に 君の側に

(こぼれてゆくながれぼし)

零れてゆく 流れ星

(つかみたいみらいみたいじだい)

掴みたい未来 見たい時代

(せかいのはてをふたりで)

世界の果てを 二人で