夏が僕らを呼ぶのなら

(あぁなつがぼくをいっちょくせんにさすから)

あぁ夏が僕を一直線に刺すから

(まぶたのおくがいたくって)

瞼の奥が痛くって

(おまえもかって)

お前もかって

(なんだよそらにはきだした)

なんだよ　空に吐き出した

(むだづかいした)

無駄遣いした

(あさとよるがいれかわって)

朝と夜が入れ替わって

(ぼくのおはようはきっとまいごなんだ)

僕のおはようはきっと　迷子なんだ

(みつけなくちゃ)

見つけなくちゃ

(ふてくされたゆうひがにげるんだ)

ふてくされた夕陽が逃げるんだ

(いつまでもここでたちどまっていられないんだ)

いつまでもここで立ち止まっていられないんだ

(なつがおわるまえに)

夏が終わる前に

(おいこしてよほら)

追い越してよほら

(まだいけるから)

まだ行けるから

(ぜったいもそうたいもないみたい)

絶対も相対もないみたい

(そうじぶんしだいなのに)

そう自分次第なのに

(あさひがのっくした)

朝陽がノックした

(おもいだせよって)

思い出せよって

(ゆめをめぐってころげまわるじんせいなら)

夢を巡って転げ回る人生なら

(きずだらけのおもいでたちも)

傷だらけの思い出たちも

(かさぶたになってともにいけば)

カサブタになって共に行けば

(またいたいとなきたいとき)

また痛いと泣きたいとき

(さきがこわいとふるえるとき)

先が怖いと震えるとき

(ぼくらはきっとつよくなれる)

僕らはきっと強くなれる

(うえをむけるまたあるける)

上を向ける　また歩ける

(さぁ)

さぁ

(まぶしすぎたから)

眩しすぎたから

(くるしすぎたから)

苦しすぎたから

(とおいみらいだから)

遠い未来だから

(くらいかこだから)

暗い過去だから

(いまがあるのなら)

今があるのなら

(ここにいるのなら)

ここに居るのなら

(にどとこないなら)

二度と来ないなら

(かんじたままきざみつけるんだ)

感じたまま刻みつけるんだ

(うらがわのそらのはてまでさけんでやるんだ)

裏側の空の果てまで叫んでやるんだ

(なつがまたくるまえに)

夏がまた来る前に

(おいこしてよほら)

追い越してよほら

(まだいけるから)

まだ行けるから

(どうりもむりもどうしようもないや)

道理も無理もどうしようもないや

(じぶんしだいだから)

自分次第だから

(ゆうだちがのっくした)

夕立がノックした

(いっしょになこうぜって)

一緒に泣こうぜって

(ゆめをめぐってころげまわるじんせいなら)

夢を巡って転げ回る人生なら

(きずだらけのおもいでたちもかさぶたになってともにいけば)

傷だらけの思い出たちもカサブタになって共に行けば

(もうだめだってひざつくとき)

もうだめだって膝つくとき

(これでいいやってうそつくとき)

これでいいやって嘘つくとき

(かれらがきっとおしえてくれる)

彼らがきっと教えてくれる

(しかってくれる)

叱ってくれる

(めをさませる)

目を覚ませる

(あのなつがまたきょうをよんだ)

あの夏がまた今日を呼んだ

(そしたらきょうがあしたをよんだ)

そしたら今日が明日を呼んだ

(あしたが「ゆっくりでいい」ってぼくをてまねくよ)

明日が「ゆっくりで良い」って僕を手招くよ

(さぁいっせーのせで)

さぁいっせーのせで

(ねぇどうか)

ねぇどうか

(まだおわらないでおくれよ)

まだ終わらないでおくれよ

(ひかりのつぶがよぞらへぼくらのおもいをえがきだす)

光の粒が夜空へ僕らの思いを描き出す

(やくそくがたりないなら)

約束が足りないなら

(またなんどでもかわそう)

また何度でも交わそう

(はたしきれないほどの)

果たし切れない程の

(このなつを)

この夏を

(おもいだせるから)

思い出せるから

(ゆめをめぐってころげまわるじんせいなら)

夢を巡って転げ回る人生なら

(きずだらけのおもいでたちもかさぶたになってともにいけば)

傷だらけの思い出たちもカサブタになって共に行けば

(またいたいとなきたいとき)

また痛いと泣きたいとき

(さきがこわいとふるえるとき)

先が怖いと震えるとき

(ぼくらはきっとつよくなれる)

僕らはきっと強くなれる

(うえをむける)

上を向ける

(またあるける)

また歩ける

(ぼくらはきっとつながっている)

僕らはきっと繋がっている

(ちかづいている)

近づいている

(またであえるから)

また出会えるから