melee

(ひがおちればあたりまえに)

陽が落ちれば　当たり前に

(あさがくるのだとおもっていた)

朝がくるのだと思っていた

(もやにとけこんだうすいしいかを)

靄に溶け込んだ薄い詩歌を

(くちずさめばほしづきよになる)

口ずさめば　星月夜に鳴る

(やがてあしをとめいきづくことさえわすれて)

やがて足を止め　息衝くことさえ忘れて

(ことばはいみをうしなった)

言葉は意味を失った

(かぎりなくぜろにちかいこのばしょで)

限りなく０（ゼロ）に近いこの場所で

(しずかにじかんのやのさきをみはてる)

静かに　時間の矢の先を見果てる

(ねがいをこめたちいさないしつぶをならべていく)

願いを込めた小さな石粒を並べていく

(すきまがかみあうように)

透き間が噛み合う様に

(それはだれもがもとめるすとろーく)

それは誰もが求めるストローク

(いまはそろわないおとだとしても)

今は揃わない音だとしても

(めをとじればうかびあがる)

目を閉じれば浮かび上がる

(おわらないせきりょうみみをせめる)

終わらない寂寥　耳を責める

(つみとこうふくはとなりあわせ)

罪と幸福は隣り合わせ

(うしなうならみずからすてよう)

失うなら自ら捨てよう

(ほしかったものはいちばんちかくでひかって)

欲しかったものは一番近くで光って

(りょうてをなんどかざしても)

両手を何度翳しても

(ふれることはなくとどかないままで)

触れる事は無く　届かないままで

(じわりとはやるおもいをやきつくした)

じわりと逸る想いを焼き尽くした

(せめていっしゅんいちどきりでもいい)

せめて一瞬　一度きりでもいい

(そのひかりのおんどをかんじていたい)

その光の温度を感じていたい

(かるぺでぃえむをこころにさしこんで)

カルぺ・ディエムを心に刺し込んで

(もしせかいがおわるとしても)

もし世界が終わるとしても

(なみだがこおっておちていく)

涙が凍って落ちていく

(てのひらのうえわれてきえた)

手のひらの上割れて消えた

(それでもずっと)

それでも　ずっと

(ねがいをこめたちいさないしつぶをならべていく)

願いを込めた小さな石粒を並べていく

(すきまがかみあうように)

透き間が噛み合う様に

(それはいつしかひとつのかたちへとすがたをうつして)

それはいつしかひとつの形へと姿を移して

(せかいをかえる)

世界を変える

(うたにひかれてみちびかれるみらい)

歌に惹かれて　導かれる未来

(こどくとであうあなたにめれをてわたそう)

孤独と出会うあなたにメレを手渡そう

(それはだれもがもとめるすとろーく)

それは誰もが求めるストローク

(いまはそろわないおとだとしても)

今は揃わない音だとしても