西瓜糖の冒険

(うずきだしたむねのおくまで)

疼き出した胸の奥まで

(つらぬいてったひかりのように)

貫いてった光のように

(わすれられたせかいのその)

忘れられた世界のその

(ひとつならよかった)

ひとつなら良かった

(かべのむこうがわまでさってった)

壁の向こう側まで去ってった

(ちいさなかげをみていたんだ)

小さな影を見ていたんだ

(みうしなったころにかぜがなく)

見失った頃に風が鳴く

(うたみたいだった)

歌みたいだった

(いつだっけわたしがゆめみてたけしき)

いつだっけ わたしが夢見てた景色

(きりとったゆびのさきでかいた)

切り取った指の先で描いた

(あしたがよびだしたふりきったすぴーどで)

明日が呼び出した 振り切ったスピードで

(とびたったとりたちのように)

飛び立った鳥たちのように

(だけどせいいっぱいあなたにさけんだって)

だけど 精一杯あなたに叫んだって

(きょうもきのうだっておなじいろしたそらきっと)

今日も昨日だって同じ色した空 きっと

(たいようをのみこんであせるちへいが)

太陽を飲み込んで焦る地平が

(みえないようなすきまで)

見えないような隙間で

(ひがさすときをまってる)

日が差すときを待ってる

(がらくたのなかのまーがれっと)

ガラクタの中のマーガレット

(ｆａｌｌｅｎおちたｒｅａｓｏｎ)

fallen 落ちた reason

(くすぶったｍａｎｙｏｆｍｙｆａｔｅ)

燻ぶった many of my fate

(つくろったｓｕｒｆａｃｅはくらっくしたｙｏｕｒｆａｋｅ)

繕った surface はクラックした your fake

(やるせないｂｒｅａｋｏｕｔ)

やるせない breakout

(はぜるくらいのおもいでうたってとどかないならｂｏｉｌ)

爆ぜるくらいの想いで歌って届かないなら boil

(ふみだしたｖｏｉｄ)

踏み出した void

(ｓｐｏｉｌしてったおもいでたったいまからｉｎｍｙｈｅａｄ)

spoil してった思い出たった今から in my head

(ひびかないことばばっかまた)

響かない言葉ばっかまた

(ｂｌｅｅｄ！ｂｌｅｅｄ！ｂｌｅｅｄ！ｂｌｅｅｄ！)

bleed! bleed! bleed! bleed!

(いかれてる)

いかれてる

(そうぞうのなかならわたしでもとべる)

想像の中ならわたしでも飛べる

(たとえばほこりかぶったそらに)

例えば埃かぶった空に

(ちらばったほしをみるすてっぷしてかるくなる)

散らばった星を見る ステップして軽くなる

(むげんにむかったはばたき)

無限に向かった羽ばたき

(だけどせいいっぱいこのてをのばしたって)

だけど 精一杯この手を伸ばしたって

(いつだってうざったいかげまとわりつくみんな)

いつだってうざったい影まとわりつく みんな

(そうやってわすれあうそうじゃないわたしは)

そうやって忘れ合う そうじゃないわたしは

(きけんなことがやりたい)

危険なことがやりたい

(いっしょにいけたらいまでもおもうよ)

一緒に行けたら 今でも思うよ

(すいかとうのようにあまったるいひびのなかで)

西瓜糖のように甘ったるい日々の中で

(もうだれもわるくないだってきらったのは)

もう誰も悪くない だって嫌ったのは

(わたしだから)

わたしだから

(ぶちこわしたそうぞうのせかいをみせつけたい)

ぶち壊した想像の世界を見せつけたい

(にくたらしいほどにわらうあなたにきっと)

憎たらしいほどに笑うあなたに きっと

(さんさんとぎらついていっしゅんではじけて)

燦々とギラついて 一瞬で弾けて

(なんてことない、わたしは)

なんてことない、わたしは

(かなしいことなんかない)

悲しいことなんかない

(がらくたのなかで)

ガラクタの中で

(いきてるいきてる)

生きてる 生きてる

(つよくつよく)

強く 強く