黄金数/いよわ

(じゅうだんひとつとんだ)

銃弾ひとつ飛んだ

(それはうつろはてはむくろ)

それは虚ろ　果ては骸

(まるでまよなかのひるま)

まるで真夜中の昼間

(おくりぬしのいないおくりもの)

贈り主のいないおくりもの

(ああじゅうだんひとつとんだ)

嗚呼　銃弾ひとつ飛んだ

(それはうつろはてはむくろ)

それは虚ろ　果ては骸

(まるでまよなかのひるま)

まるで真夜中の昼間

(おくりぬしのいないおくりもの)

贈り主のいないおくりもの

(このごーるでんすらんばー)

このゴールデンスランバー

(ふゆかいなこえがにくくてたまらないりせいが)

不愉快な声が　憎くてたまらない理性が

(ひをつければにげだすようなあんてぃくぁりーがいう)

火をつければ逃げ出すような　古物商が言う

(なきわめけばいいのか)

「泣き喚けばいいのか？」

(きんべんだけがとりえのしゃべるしたいはかんぜんをしる)

勤勉だけが取り柄の喋る死体は完全を知る

(あーじゅうだんひとつとんだ)

あー　銃弾ひとつ飛んだ

(それはうつろはてはむくろ)

それは虚ろ　果ては骸

(まるでまよなかのひるま)

まるで真夜中の昼間

(おくりぬしのいないおくりもの)

贈り主のいないおくりもの

(このごーるでんすらんばー)

このゴールデンスランバー

(じったいないもんすたー)

実体無いモンスター

(うそもほうべんだった)

噓も方便だった

(ふりかざしてごーるでふらんしたごーるでんわーど)

振りかざしてゴールで腐乱したゴールデンワード

(ゆうじんみまんがちいさいないふをさしたきずぐちからしだるかいがいま)

友人未満が小さいナイフを刺した傷口から枝垂る解が今

(さししめしたごーるでんなんばー)

指し示したゴールデンナンバー

(ひとつことばをむすんだら)

ひとつ言葉を結んだら

(てをつないでじごくまで)

手をつないで地獄まで

(まきぞえくらうのはさいあくさいていなきはするけどな)

まきぞえ　食らうのは最悪最低な気はするけどな

(ちゅうだんきちにとんだ)

中断　機知に富んだ

(それはどくぼうはてはるつぼ)

それは独房　果ては坩堝

(まるでらぼのなかのふぃるた)

まるでラボの中のフィルタ

(おくりぬしのいないおくりもの)

贈り主のいないおくりもの

(ごーるでんすらんばー)

ゴールデンスランバー

(じったいないもんすたー)

実体無いモンスター

(ほんとうでもほうべんだった)

本当でも方便だった

(ふりかざしてごーるでふらんしたごーるでんわーど)

振りかざしてゴールで腐乱したゴールデンワード

(きがすまないわ)

気が済まないわ

(きがすまないわ)

気が済まないわ

(きがすまないわ)

気が済まないわ

(きがすまないものでまがさした)

気が済まないもので　魔が差した

(ごーるでんすらんばー)

ゴールデンスランバー

(わたしいまはもんすたー)

私今はモンスター

(ほんとうでもほうべんだった)

本当でも方便だった

(あくやくにはおにあいのしなよういしました)

悪役にはお似合いの品用意しました

(ゆうじんみまんがちいさいないふをさしたきずぐちからしだるかいがいま)

友人未満が小さいナイフを刺した傷口から枝垂る解が今

(さししめしたごーるでんなんばー)

指し示したゴールデンナンバー

(じゅうだんひとつとんだ)

銃弾ひとつ飛んだ

(それはうつろはてはむくろ)

それは虚ろ　果ては骸

(まるでまよなかのひるま)

まるで真夜中の昼間

(おくりぬしのいないおくりもの)

贈り主のいないおくりもの

(じゅうだんひとつとんだ)

銃弾ひとつ飛んだ

(まるでひーろーそれかともだち)

まるでヒーロー　それかともだち

(まるでまよなかのひるま)

まるで真夜中の昼間

(おくりぬしはさいごまでしらない)

贈り主は最後まで知らない