チャーミングショータイム

(ぼやけたまちでなにかをぬいあわせるおとが)

ぼやけた街で何かを縫い合わせる音が

(まほうのようなそのてつきはほんもののようで)

魔法のようなその手つきは本物のようで

(わたしがきっとかがやかせるからこわがらないで)

私がきっと輝かせるから怖がらないで

(まちではｂｉｇうつくしすぎるでざいなーで)

町ではBIG美しすぎるデザイナーで

(かのじょのてにかかればだれでもみりょくてきに)

彼女の手にかかればだれでも魅力的に

(だれもがかのじょをうらやんだけど)

誰もが彼女を羨んだけど

(まだたりないみたい)

まだ足りないみたい

(あら)

「あら？」

(いらっしゃいませどうしてここへ)

「いらっしゃいませどうしてここへ？」

(あなたはだれでしょう)

「あなたは誰でしょう？」

(じぶんがきらいいたいくらいね)

「自分が嫌い？」痛いくらいね

(わたしもおなじよならば)

「私も同じよならば…」

(うそのどれすでがらくたぴあす)

嘘のドレスでガラクタピアス

(かわらないゆめつけて)

変わらない夢付けて

(かわりたいでしょじぶんしんじて)

「変わりたいでしょ？」自分信じて

(ぼうしをふかくかぶる)

帽子を深くかぶる

(さあ)

「さあ」

(ゆめゆめくらくらしていまはただきえてとけるだけ)

ゆめゆめくらくらして今はただ消えて解けるだけ

(どうでもいいおくにしまうことば)

どうでもいい奥にしまう言葉

(きらきらかがやくかのじょのさいがいたくつきささる)

キラキラ輝く彼女の才が痛く突き刺さる

(そのえがおでにじみだすかこのあじもうやめてほしいの)

その笑顔で滲み出す過去の味「もうやめてほしいの！」

(めがさめちゃったよくあるちいさなきょうしつのなか)

目が覚めちゃったよくある小さな教室の中

(あなたはいつのおるごーるのうえでうたごえを)

あなたはいつのオルゴールの上で歌声を？

(わたしがきっとすくいあげるからてをさしだして)

私がきっと救い上げるから手を差し出して

(まちではｂａｄりかされないでざいなーで)

町ではBAD理解されないデザイナーで

(かのじょのてにかかればだれでもあんはっぴーに)

彼女の手にかかればだれでもアンハッピーに

(だれもがかのじょをばかにしたけど)

誰もが彼女を馬鹿にしたけど

(くじけずにいきてた)

くじけずに生きてた

(うそ)

「嘘…？」

(きょうしつはいるめをうたがえば)

教室入る目を疑えば

(きりさかれたどれす)

切り裂かれたドレス

(おんながわらううちがわあつく)

女が笑う内側熱く

(おさえられないきづけば)

抑えられない気づけば

(かたてにはさみまちばりさして)

片手にハサミ待針指して

(どあがひらくなにこれ)

ドアが開く「なにこれ？」

(しろいせかいにわたしひとりで)

白い世界に私一人で

(ぼうしをふかくかぶる)

帽子を深くかぶる

(さあ)

さあ

(ぱたぱただんだんすべてをぬりかえなければいそいで)

パタパタダンダンすべてを塗り替えなければ急いで

(じぶんころしおくにしまうはさみ)

自分殺し奥にしまうハサミ

(きらきらかがやくわたしのさいがいたくつきささる)

キラキラ輝く私の才が痛く突き刺さる

(そのえがおもおくにしまったことばもううばわないでよ)

その笑顔も奥にしまった言葉「もう奪わないでよ！」

(めらめらべちゃべちゃはがれたかめんはあかくもえあがる)

メラメラベチャベチャはがれた仮面は赤く燃え上がる

(じぶんさらしひきずりだすしゅうたい)

自分さらし引きずり出す醜態

(ねえ)

「ねえ？」

(きみだけかがやくしょーたいむをみてみたくはないかい)

「君だけ輝くショータイムを見てみたくはないかい？」

(そのてをとるねむくもうどうにでもなってしまいなさい)

その手を取る眠く…もうどうにでもなってしまいなさい！

(じょきじょきちくちくわるいにんぎょうのくびをつけかえる)

ジョキジョキチクチク悪い人形の首を付け替える

(わたしだけのやさしいせかいへと)

私だけのやさしい世界へと

(でも)

「でも」

(よどんだけつまつらすとははっきりきりをはらさなきゃ)

「淀んだ結末ラストははっきり霧を晴らさなきゃ」

(おもいかげがわたしをつつんでいくまってわたしはまだ)

重い影が私を包んでいく「待って！私はまだ！」