ABC[優しい嘘]タイピング

(あいしてたやわらかなそのこえもあいしてたすこしくせのあるかみも)

愛してた　柔らかなその声も　愛してた　少しクセのある髪も

(あいしてたあわいくりいろのひとみもあいしてるいまでもまだあいしてる)

愛してた　淡い栗色の瞳も　愛してる　今でもまだ愛してる

(めをとじるときみがわらってあのひのようにだきしめたくて)

目を閉じると　君が笑って　あの日のように　抱きしめたくて

(かがやいてたときがおわりふりむいてもきみはいない)

輝いてた　季節が終わり　振り向いても　君はいない

(やけたきずぐちがまだいたくてきみのやさしいこえがいまもこだまして)

焼けた傷口がまだ痛くて　君の優しい声が今もこだまして

(すこしなかせてくださいさよならだれよりもあいしたひと)

少し泣かせてください　さよなら　誰よりも愛した人

(あいしてただれよりもなみだもろくてあいしてたいたずらにすねたりして)

愛してた　誰よりも涙もろくて　愛してた　イタズラに拗ねたりして

(あいしてたすなおじゃないやきもちやきあいしてるこんなにもあいしてるのに)

愛してた　素直じゃないヤキモチ妬き　愛してる　こんなにも愛してるのに

(だいきらいってきみがわらってだきつくたびいとしくなって)

大嫌いって　君が笑って　抱きつく度　愛しくなって

(どんなときだっていつもやさしさとくちづけをぼくにくれた)

どんな時だって　いつも優しさと　くちづけを　僕にくれた

(なのにあいになれてきたぼくはきみのやさしいうそもあたりまえになって)

なのに愛に慣れてきた僕は　君の優しい嘘も当たり前になって

(ぼくはただわがままにひとりきみをおきざりにしたんだ)

僕はただわがままに　一人君を置き去りにしたんだ

(あのひきみがなみだをこらえてきらいだいきらいってふるえてだきついた)

あの日君が涙をこらえて　嫌い　大嫌いって震えて抱きついた

(うそとわかってたのにずるいぼくはきづかないふりをしたんだ)

嘘とわかってたのに　ズルい僕は気づかないフリをしたんだ

(きみがついたさいごのうそきみがながしたさいごのなみだ)

君がついた　最後の嘘　君が流した　最後の涙

(おわりをつげたよあけのまえまどのそとはつめたいあめ)

終わりを告げた　夜明けの前　窓の外は　冷たい雨

(あのひきみがなみだをこらえてきらいだいきらいってふるえてだきついた)

あの日君が涙をこらえて　嫌い　大嫌いって震えて抱きついた

(うそとわかってたのにずるいぼくはきづかないふりをしたんだ)

嘘とわかってたのに　ズルい僕は気づかないフリをしたんだ

(やけたきずぐちがまだいたくてこれでもうさいごのなみだをながすから)

焼けた傷口がまだ痛くて　これでもう最後の涙を流すから

(きょうだけなかせてくださいさよならだれよりもあいしたひと)

今日だけ泣かせてください　さよなら　誰よりも愛した人