むかしむかしのきょうのぼく

(ちょっとだけおつきあいねがいます)

ちょっとだけお付き合い願います

(ちょっとだけうしろむきなこのうた)

ちょっとだけ　後ろ向きなこの歌

(かがみにうつるきのうのぼくは)

鏡に映る昨日の僕は

(きょうのぼくにとてもよくにていて)

今日の僕にとてもよく似ていて

(かなしかったくやしかった)

悲しかった　悔しかった

(からかったよ)

辛かったよ

(でもだれもきいてくれないから)

でも誰も聞いてくれないから

(このひざこぞうが)

このひざ小僧が

(ぼくのおともだち)

僕のお友達

(ぽろぽろとおちるなみだが)

ポロポロと落ちる涙が

(どっかのだれかさんにとどいた)

どっかの誰かさんに届いた

(ねえしってるかい)

"ねえ、知ってるかい？

(こころってきみいがいのひとにしか)

心ってキミ以外の人にしか

(みえないんだよ)

見えないんだよ"

(いまぼくはむかうあしたへと)

今、僕は向かう明日へと

(りょうてをふって)

両手を振って

(またあしたねと)

「また明日ね」と

(そのせなかめがけがんばれと)

その背中めがけ「頑張れ」と

(きいたことあるこえがきこえたよ)

聞いたことある声が聞こえたよ

(どうじにかけだすあすふぁると)

同時に駆け出すアスファルト

(しみこむあたたかいなみだ)

染み込む温かい涙

(だからばいばい)

だからバイバイ

(むかしむかしのきょうのぼく)

"むかしむかしのきょうのぼく"

(ひきつづきおつきあいねがいます)

引き続きお付き合い願います

(ちょっとだけまえむきいたこのぼくの)

ちょっとだけ前向いたこの僕の

(こころはぴかぴかひかってみえてるかな)

心はピカピカ光って見えてるかな

(かなしかったくやしかった)

悲しかった？悔しかった？

(つらかったね)

辛かったね

(でもだれもきいてくれないとか)

でも誰も聞いてくれないとか

(いわないでね)

言わないでね

(ぼくのおともだち)

僕のお友達

(ぽろぽろとおちるなみだが)

ポロポロと落ちる涙が

(きょうのぼくのみみにとどいたよ)

今日の僕の耳に届いたよ

(ほらだいじょうぶ)

"ほら、大丈夫！

(きみのこころはちゃんと)

キミの心はちゃんと

(ぼくがみてるから)

僕が見てるから"

(いまきみはむかうあしたへと)

今、君は向かう明日へと

(りょうてをふって)

両手を振って

(またあしたねと)

「また明日ね」と

(そのせなかめがけがんばれと)

その背中めがけ「頑張れ」と

(きいたことあるこえでさけんだよ)

聞いたことある声で叫んだよ

(どうじにかけだす)

同時に駆け出す

(ぴかぴかと)

ピカピカと

(ひかるこころをのせて)

光る心を乗せて

(だからばいばい)

だからバイバイ

(むかしむかしのきょうのぼく)

"むかしむかしのきょうのぼく"

(あとちょっとだけおつきあいねがいます)

あとちょっとだけお付き合い願います

(ちょっとだけなきそうなこのぼくを)

ちょっとだけ泣きそうなこの僕を

(ささえてくれたみんなのことを)

支えてくれたみんなのことを

(こんどはぼくがおうえんするんだ)

今度は僕が応援するんだ

(かなしかったくやしかった)

悲しかった　悔しかった

(つらかったよ)

辛かったよ

(でもちゃんときみがみてくれたよ)

でもちゃんと君が見てくれたよ

(きいてくれたよ)

聞いてくれたよ

(こんどはぼくのばん)

今度は僕の晩

(ぽろぽろとおちるなみだがつくったうみで)

ポロポロと落ちる涙が作った海で

(およぎげずにもかいてるきみに)

泳げずに藻掻いてる君に

(となえるよまほうのじゅもん)

唱えるよ魔法のじゅもん

(だいじょうぶというこころのうきわ)

「大丈夫」という心の浮き輪

(いまきみとむかうあしたへと)

今、キミと向かう明日へと

(そのてをつないで)

その手を繋いで

(あしたへと)

明日へと

(このせなかでだきしめてきた)

この背中で抱き締めてきた

(たくさんのこえをききながら)

たくさんの声を聞きながら

(どうじになきだすきみとぼく)

同時に泣き出す　君と僕

(みせあうあたたかいえがお)

見せ合う温かい笑顔

(だからばいばい)

だからバイバイ

(むかしむかしのきょうのぼく)

"むかしむかしのきょうのぼく"