シュガー

(ひとつふたつみっつかぞえたらいたずらなきみがわらっていて)

ひとつふたつみっつ数えたらいたずらなキミが笑っていて

(とくんとくんみゃくうつこのてをわずらわしくのろった)

とくんとくん脈打つこの手を煩わしく呪った

(つなげばさいご、それくらいもうよごしてしまうからね)

繋げば最後、それくらいもう汚してしまうからね

(それでもゆめをみてしまうのは、さびしげなきみのせいだね)

それでも夢を見てしまうのは、寂しげなキミのせいだね

(どうすればよかった、いとしくなってしまった)

どうすればよかった、愛しくなってしまった

(やけるほどおくでふくらむわたしにきづいてしまった)

焼けるほど奥で膨らむわたしに気づいてしまった

(しかたないのぜんぶておくれなんだぜんぶ)

仕方ないのぜんぶ、手遅れなんだぜんぶ

(かなうならもっとそばにいたい)

叶うならもっと傍にいたい

(ひとつひとつむすんだこのせんがゆれるたびきみをかんじて)

ひとつひとつ結んだこの線が揺れるたびキミを感じて

(とくんとくんみゃくうつこのてをわずらわしくのろった)

とくんとくん脈打つこの手を煩わしく呪った

(きづけばさいごそれくらいもうあふれてしまうからね)

気づけば最後、それくらいもう溢れてしまうからね

(それでもゆめをみてしまうほどおさなくいれたらよかったのに)

それでも夢を見てしまうほど、幼くいれたらよかったのに

(どうすればよかったくるしくなってしまった)

どうすればよかった、苦しくなってしまった

(かおるほどめぶくみにくいわたしにきづいてしまった)

香るほど芽吹く醜いわたしに気づいてしまった

(しかたないのぜんぶしりたくなったぜんぶ)

仕方ないのぜんぶ、知りたくなったぜんぶ

(つないだらもうはなさないでね)

繋いだらもう離さないでね

(このてにまたきみをかさねてつかれてねむれたらよかったのに)

この手にまたキミを重ねて疲れて眠れたらよかったのに

(このからだがさいてちるならだれかにいだかれていけるなら)

このからだが咲いて散るなら、誰かに抱かれて逝けるなら

(それはきみであってほしい)

それはキミであってほしい

(うばってほしいのに)

奪ってほしいのに

(どうすればよかったいとしくなってしまった)

どうすればよかった、愛しくなってしまった

(やけるほどおくでふくらむわたしにきづいてしまった)

焼けるほど奥で膨らむわたしに気づいてしまった

(しかたないのぜんぶておくれなんだぜんぶ)

仕方ないのぜんぶ、手遅れなんだぜんぶ

(かなうならもっとそばにいたい)

叶うならもっと傍にいたい

(またなにかまちがえたとしてまたなにかきずつけたとして)

また何か間違えたとして、また何か傷つけたとして

(そのときはわたしをしかってほしい)

その時はわたしを叱ってほしい

(ねえもしこれがあやまちだとしてもしこれがあがないだとして)

ねえもしこれが過ちだとして、もしこれが贖いだとして

(みとどけてほしいもっとそばにいたい)

見届けてほしい、もっと傍にいたい

(きみをしりたい)

キミを知りたい