愛にこだわれ／平井堅

(たとえぼくがぼくじゃないふくをきて)

たとえ僕が僕じゃない服を着て

(あるくひびにそまったとしても)

歩く日々に染まったとしても

(きみはそのふくをぬがしてくれる？)

君はその服を脱がしてくれる？

(うそをたどってやみをくぐってみえとっぱらって)

嘘を辿って 闇をくぐって 見栄取っ払って

(ほんとのぼくさがしてくれる？)

ほんとの僕探してくれる？

(たとえきみがだれかをうらぎって)

たとえ君が誰かを裏切って

(なみだのうみをわたったとしても)

涙の海を渡ったとしても

(そのつみにぼくもおぼれることが)

その罪に僕も溺れることが

(もがきあってだきしめあっていつかきっと)

もがき合って 抱きしめあって いつかきっと

(ふたりでいきるいみになる)

二人で生きる意味になる

(このまちのなつはあつすぎるこのまちのふゆはおもすぎる)

この街の夏は暑過ぎる この街の冬は重過ぎる

(きみのおとがなるぼくのせかいはここだ)

君の音が鳴る僕の世界はここだ

(そうだ！あいにこだわれ)

そうだ！愛にこだわれ

(きょうがくのえがおのせはしってくさいのう)

驚愕の笑顔乗せ走ってく才能

(おもいではばんのうつれてくよ)

思い出は万能 連れてくよ

(むかいかぜのいじわるをきってくさいのう)

向かい風の意地悪を切ってく才能

(やさしさはばんのうはなれるな)

優しさは万能 離れるな

(ほしがったそれめのまえにある)

欲しがった其れ 目の前にある

(きょうもきょうもきみしだいさ)

今日も今日も 君次第さ

(おきざりのあれめのまえにある)

置き去りのあれ 目の前にある

(きょうもきょうもぼくしだいでいのちはうごかせる)

今日も今日も 僕次第で命は動かせる

(たとえきみとぼくのものがたりが)

たとえ君と僕の物語が

(ありがちですどおりされても)

ありがちで素通りされても

(そのぺーじをかきすすめることが)

そのページを書き進める事が

(やぶれたってふまれたってとばされたって)

破れたって 踏まれたって 飛ばされたって

(なもなきべすとせらーだ)

名もなきベストセラーだ

(かぜでとおくなるきみのこえとまるあてのないみちのさき)

風で遠くなる君の声 止まるあての無い道の先

(きみのきすがなるぼくのせかいはここだ)

君のキスが鳴る僕の世界はここだ

(そうだ！あいにこだわれ)

そうだ！愛にこだわれ

(むきだしのしあわせのせはしってくさいのう)

剥き出しの幸せ乗せ走ってく才能

(はずむさかんじょうとぎすませ)

弾むさ感情 研ぎ澄ませ

(でこぼこのいじわるをこえてくさいのう)

でこぼこの意地悪を越えてく才能

(ためいきはあいじょうはなさない)

ため息は愛情 離さない

(かくしてたそれきみにみせよう)

隠してた其れ 君に見せよう

(きょうもきょうもきみしだいさ)

今日も今日も君次第さ

(こわかったあれきみとつつもう)

怖かったあれ 君と包もう

(きょうもきょうもぼくしだいでいのちはうごかせる)

今日も今日も 僕次第で命は動かせる

(きょうがくのえがおのせはしってくさいのう)

驚愕の笑顔乗せ走ってく才能

(おもいではばんのうつれてくよ)

思い出は万能 連れてくよ

(むかいかぜのいじわるをきってくさいのう)

向かい風の意地悪を切ってく才能

(やさしさはばんのうはなれるな)

優しさは万能 離れるな

(ほしがったそれめのまえにある)

欲しがった其れ 目の前にある

(きょうもきょうもきみしだいさ)

今日も今日も 君次第さ

(おきざりのあれめのまえにある)

置き去りのあれ 目の前にある

(きょうもきょうもぼくしだいでいのちはうごかせる)

今日も今日も 僕次第で命は動かせる