鬼姫と花嵐
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歌詞(問題文)
(あざやかにいろづくべにをさしたきみが)
鮮やかに色づく 紅を注した君が
(ようえんにほほえむああてまねきにまどえば)
妖艶に微笑む ああ 手招きに惑えば
(こよいひとよかぎりやみをまといおいで)
今宵ひと夜限り 闇を纏いおいで
(こわくなんてないさああつきあかりが)
怖くなんてないさ ああ 月明かりが
(てらす)
照らす
(はらりはらりむせかえるような)
はらりはらり むせ返るような
(はなのあらしのまんなかできみにであう)
花の嵐の真ん中で 君に出会う
(いっしゅんでうばわれたこころかみなりににたようなしょうげき)
一瞬で奪われた心 神鳴りに似たような衝撃
(こわくないこわいのはとうにじぶんのものではなくなるかんかく)
怖くない 怖いのはとうに 自分のものではなくなる感覚
(いきをすることすらわすれてみつめるはきみだけきみだけ)
息をすることすら忘れて 見つめるは君だけ君だけ
(なけるほどこわくとももうもどらないもどれないああ)
泣けるほど怖くとも もう 戻らない 戻れない ああ
(なにもわからなくなるくらいわたしにおぼれてしまえばいい)
何もわからなくなるくらい 私に溺れてしまえばいい
(にげみちをふさいでぞっとしたみにくいこころ)
逃げ道を塞いでぞっとした 醜い心
(いっそこのせかいをとじてきみとふたりで)
いっそこの世界を閉じて 君と二人で
(にげみちなんてふさいでよずるいのはぼくだ)
逃げ道なんて塞いでよ ずるいのは僕だ
(べにのはつばなぞめのいろふかく)
紅の はつ花ぞめの 色深く
(おもひしこころわれわすれめや)
思ひし心 われ忘れめや
(はらりはらりそのほおをつたうは)
はらりはらり その頬を伝うは
(わたしのしらないかんじょうきみのせいだ)
私の知らない感情 君のせいだ(僕のせいだ)
(いっしゅんでいぬかれたこころらいめいのなりひびくなかで)
一瞬で射抜かれた心 雷鳴の鳴り響く中で
(みしらぬかんじょうにあえいだのはかつてひとであったあやかしのひめ)
見知らぬ感情にあえいだのは かつて人であった妖の姫
(いきをすることはくるしくてみつめるさきのきみがいとしくて)
息をすることは苦しくて 見つめる先の君が愛しくて
(なけるほどあいしてもそのこころはわからない?)
泣けるほど愛しても その心は「わからない?」
(わかりたくもない。)
「解かりたくもない。」
(よいやみにかさなったかげつめをたててせなかをきりさいた)
宵闇に重なった影 爪を立てて背中を切り裂いた
(いたくともはなさないこのままひとつになれたら)
痛くとも離さない このまま一つになれたら
(しあわせだろうに)
幸せだろうに
(いきをすることすらくるしいそれならぼくがいだいていてあげる)
息をすることすら苦しい それなら僕が抱いていてあげる
(はなしてよ。はなさない。そうかきみをうしなうんだああ)
「離してよ。」「離さない。」 そうか… 君を失うんだ ああ