天ノ弱　フリーダム

(こころのなかにとじこめたおもいでなんてたいとるの)

心の中に閉じ込めた　思い出なんてタイトルの

(いちぺーじにきざまれたとあるくだらないことば)

一ページに刻まれた　とあるくだらない言葉

(どうやらみえすいちゃっているみたいなんだ)

どうやら見え透いちゃって　いるみたいなんだ

(じゃあこんなはなしからしてもいいかな)

「じゃあこんな　話からしてもいいかな」

(すぐにときがすぎてったんだ)

すぐに時が　過ぎてったんだ

(ぼくのべんかいのよちがないそくどで)

僕の弁解の　余地がない速度で

(むだぐちたたいていいわけはいて)

無駄口叩いて　言い訳はいて

(それだけでまんぞくして)

それだけで満足して

(かんじょうをこめたことばなのか)

感情を込めた　言葉なのか

(きょうもたのしかったです)

「今日も　楽しかったです」

(といういちぶんのためにいきをする)

という一文のために　息をする

(なぜなにどうしてじもんじとう)

なぜ？なに？どうして？　自問自答

(うそきっとうそとっくにみやぶられていた)

嘘、きっと嘘　とっくに見破られていた

(きみのことばのしんいをかんたんにうけとめられて)

君の言葉の真意を　簡単に受け止められて

(いたらなんてなにかにぬりかためられた)

いたらなんて　何かに塗り固められた

(はんたいことばにたよってさもういいかい)

反対言葉に頼ってさ　「もういいかい？」

(きみはすでにしってたんだ)

君は既に　知ってたんだ

(ぼくのてんかいのよちなんてこわくて)

僕の展開の予知　なんて怖くて

(そのままつたえていいよねなんて)

そのまま伝えて　「いいよね？」なんて

(いえなくてにげだしちゃって)

言えなくて　逃げ出しちゃって

(きっとそのままいつもみたいな)

きっとそのまま　いつもみたいな

(ここちよさだけつくろったことばがのどをしめて)

心地よさだけ繕った　言葉が喉を締めて

(みえてきたんだよたがいのうらってやつなんだろうな)

見えてきたんだよ　互いの裏ってやつなんだろうな

(みたくもないみせたくないいっそきえてしまえばいい)

見たくもない見せたくない　いっそ消えてしまえばいい

(このてからあふれたぶんのあいをもういちどみたすにはどうすればいい)

この手から溢れた分の　愛をもう一度満たすにはどうすればいい？

(まちつづけるしかできないくせにふるえるぼくは)

待ち続けるしか出来ない癖に　震える僕は

(てんせいのよわむしさ)

天性の弱虫さ

(ささやいてもさけんでもひたすらにつたわらない)

囁いても叫んでも　一向に伝わらない

(かんたんなことさぼくにつたえるゆうきがないから)

簡単なことさ　僕に伝える勇気がないから

(なにかでぬりかためたはんたいことばにたよってさ)

何かで塗り固めた　反対言葉に頼ってさ

(もういいかいなんてきみにとうよ)

「もういいかい？」なんて　君に問うよ