endless wedge

(ふゆのにおいかぜのこえにみみをすます)

冬の匂い　風の声に　耳をすます

(きこえてくるきみのこえがやさしいうたが)

聴こえてくる　君の声が　優しい歌が

(ふざけあってわらいあってなんどもけんかしたけど)

ふざけあって　笑いあって　なんども喧嘩したけど

(つづるこえはいつもやさしいからきづいてあげられなかった)

綴る声はいつも　優しいから　気付いてあげられなかった

(だきしめたいきみをただいちどだけ)

抱きしめたい君を　ただ一度だけ

(もうあえないことわかっていても)

もう会えないことわかっていても

(こうかいなんてちっぽけなことばでは)

後悔なんてちっぽけな言葉では

(かたづけられないこころのくさび)

片付けられない　心の楔

(きみがくれたのはしあわせのじかんきみがくれたのはやさしいえがお)

君がくれたのは幸せの時間　君がくれたのは優しい笑顔

(きみがくれたのはもどれないかこきみがくれなかったふたりのみらい)

君がくれたのは戻れない過去　君がくれなかった二人の未来

(あれからもうどれくらいのふゆをこえただろう)

あれからもうどれくらいの冬を越えただろう

(ふたりでうえたこのはなもなんどあたたかいはるをめぐり)

二人で植えたこの花も何度　暖かい春を巡り

(このめがやがておおきなきへとかわっても)

この芽がやがて大きな木へと変わっても

(かわらないきみのすがたあのひのえがおがこころのいちばんおくに)

変わらない君の姿　あの日の笑顔が心の一番奥に

(くさびとなってうちこまれたまま)

楔となって打ち込まれたまま

(ぼくがあげたのはやすらぎのひび？ぼくがあげたのはなみだのかけら？)

僕があげたのはやすらぎの日々？　僕があげたのは涙の欠片？

(ぼくがあげたのはあのひのおもいでぼくがあげられなかったきみとのいま)

僕があげたのはあの日の思い出　僕があげられなかった君との今

(どうしようもなくさびしいよるはきみのうたごえをおもいだすよ)

どうしようもなく寂しい夜は君の歌声を思い出すよ

(どうしようもなくなきたいよるはきみのくれたうたうたってみるよ)

どうしようもなく泣きたい夜は　君のくれた歌歌ってみるよ

(かなしいうたにはしたくないよかなしいうたにはしたくないよ)

悲しい歌にはしたくないよ　悲しい歌にはしたくないよ

(あいするひとよどうかやすらかに)

愛する人よどうか安らかに

(とわのくさびのなかねむりつづけて)

永遠の楔の中　眠り続けて

(きみがくれたものをぼくがあげたものを)

君がくれたものを僕があげたものを

(ずっとこれからもわすれないよ)

ずっとこれからも忘れないよ

(わすれないよきみのこえを)

忘れないよ君の声を

(いまもここにここにいるから)

今も此処に此処にいるから

(ずっときみを)

ずっと君を

(あいしてるよ)

愛してるよ