京都鉄道博物館の蒸気機関車(その8)
C53-45。
C53形45号機 1928年、汽車製造製。3シリンダー式の大型の旅客用蒸気機関車。1961年から大阪、弁天町にあった交通科学館(のちの交通科学博物館。)に保存。以後静態保存。その際、鷹取工場にて自走可能な状態に復元工事。1972年10月10日、梅小路蒸気機関車館の開館に際し、交通科学博物館より移設。静態保存。ちなみに、D51-1、D50-140は静態保存となった現在も炭水車に石炭が積んでいるため、整備さえすれば再び走れるかもしれない。まるでD51-1、D50-140が「俺たちはいつでも準備はできているぞ。」という無言のメッセージのようで、ファンの想いを熱くさせている。特にD51のトップナンバー、ナメクジ型の1号機やD50-140の甲高い汽笛、 いわゆる、3気室の汽笛(8620形のような汽笛。)が聞こえてくるような再び火が入る日を夢見てしまうのは、鉄道ファンの共通の願いかもしれない。だが、現実的にはD51-1、D50-140に限らず、蒸気機関車は心臓部であるボイラーの老朽化や部品の確保など、現代のや電気機関車や電車、ディーゼル機関車、ディーゼルカー(気動車。)に比べて動態復元へのハードルは非常に高いのが切ないところである。それでも、義経号や8620形のような明治、大正の繊細な機関車やD51、C61、C62などといった昭和の重量級まで、それぞれの時代の「最先端」を今の線路で走らせ続けることは鉄道文化を守る究極の形と言えるかもしれない。京都鉄道博物館で静態保存の蒸気機関車、D51-1とD50-140、彼らは日本の鉄道史を支えたD51のトップナンバーやD50-140が単なる置物ではなく、生きているように整備され続けていること自体、火は入らずとも今にも動き出しそうなほど磨き上げられ、整備の手が入っている姿には「鉄道遺産を過去のものにしない」という強い意志を感じるファンにとっては一つの希望と言えるだろう。
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