転がった鐘を鳴らせ！

(ころがったかねをならすんだ！)

転がった鐘を鳴らすんだ！

(みちのうえすてられたあのかね)

道の上　捨てられたあの鐘

(せけんからみはなされたもの)

世間から見放されたもの

(かちなどないきぼうよ)

価値などない希望よ

(ころがったかねをならすんだ！)

転がった鐘を鳴らすんだ！

(みんなにわすれられたあのかね)

みんなに忘れられたあの鐘

(にぎったこぶしふりおろせば)

握った拳　振り下ろせば

(きれいなおとがひびくだろう)

キレイな音が響くだろう

(あいそわらいこびへつらい)

愛想笑い　媚び諂い

(いきるためにくりかえして)

生きるために繰り返して

(ふとかがみをのぞいたらくちがまがってた)

ふと鏡を覗いたら　口が曲がってた

(どうでもいいみえやていさい)

どうでもいい　見栄や体裁

(とりつくろっているうちに)

取り繕っているうちに

(おやからもらったかおがきらいになってた)

親から貰った顔が　嫌いになってた

(だれかにあたってみたところで)

誰かに当たってみたところで

(なにもかいけつなんかしないよ)

何も解決なんかしないよ

(いえをとびだしてみたところで)

家を飛び出してみたところで

(にげているじじつはかわらないさ)

逃げている事実は　変わらないさ

(おいつめられた)

追いつめられた

(つるされたかねをおもいだせ！)

吊るされた鐘を思い出せ！

(かぜのなかひびいてたあのかね)

風の中　響いてたあの鐘

(なつかしいあいのようなのも)

懐かしい愛のようなのも

(こころがいやされるよ)

心が癒されるよ

(つるされたかねをおもいだせ！)

吊るされた鐘を思い出せ！

(とおくではげまされたあのかね)

遠くで励まされたあの鐘

(ひとみとじればきこえてくる)

瞳閉じれば　聴こえて来る

(いたいところにひびくように)

痛い所に響くように

(しょううぃんどうにならぶだいや)

ショウウィンドウに　並ぶダイヤ

(だれもがほしがるものより)

誰もが欲しがるものより

(じぶんにしかわからない)

自分にしかわからない

(いしころがほしい)

石ころが欲しい

(ほんとうにたいせつなじんせいは)

本当に大切な人生は

(そこにのざらしのままおちてる)

そこに野ざらしのまま落ちてる

(ひとはまさかとみすごしてしまう)

人はまさかと見過ごしてしまう

(たいくつなにちじょうのそのなかに)

退屈な日常の　その中に

(たからものはあるよ)

宝物はあるよ

(ころがったかねをならすんだ！)

転がった鐘を鳴らすんだ！

(みちのうえすてられたあのかね)

道の上　捨てられたあの鐘

(せけんからみはなされたもの)

世間から見放されたもの

(かちなどないきぼうよ)

価値などない希望よ

(ころがったかねをならすんだ！)

転がった鐘を鳴らすんだ！

(みんなにわすれられたあのかね)

みんなに忘れられたあの鐘

(にぎったこぶしふりおろせば)

握った拳　振り下ろせば

(きれいなおとがひびくだろう)

キレイな音が響くだろう