ミスアフタヌーン

(からになったてぃーかっぷいつまでも)

空になったティーカップいつまでも

(そうやってまたあきもせずに)

そうやってまた飽きもせずに

(そのてにもったすぷーんで)

その手に持ったスプーンで

(かきまぜるふりをして)

かき混ぜるフリをして

(いつかきみいってたっけ)

いつかきみ言ってたっけ

(あさはきらいくちぐせみたいなもの)

「朝は嫌い」口癖みたいなもの

(みすあふたぬーんひにくめいたあだなも)

ミスアフタヌーン　皮肉めいたあだ名も

(つまりはそうひとりがたえられないきみににあってる)

つまりはそう 独りが耐えられないきみに似合ってる

(こどくなあさにおびえて)

孤独な朝に怯えて

(なにがあったってなにくわぬかおですぎさっていくそんなにちじょうが)

何があったって　何食わぬ顔で過ぎ去っていく そんな日常が

(ないふになってあめみたいにふってぼくらをころす)

ナイフになって　雨みたいに降って 僕らを殺す

(かなしみとかくるしみとかきみのなみだとか)

悲しみとか、苦しみとか、きみの涙とか

(ぼくがすくってきみがわらって)

僕がすくって、きみが笑って

(それじゃだめなのかな)

それじゃダメなのかな

(だめなんだろうな)

ダメなんだろうな

(きずついてないはずなんてないでしょって)

「傷ついてないはずなんてないでしょ」って

(でもきにしないようにしてるのって)

「でも気にしないようにしてるの」って

(きみのめにはたぶんだれもがみたされているようにうつるんでしょう)

きみの目にはたぶん誰もが 満たされているようにうつるんでしょう

(たぶん)

たぶん、

(たぶんぼくのことも)

たぶん、僕のことも

(からっぽのそのかっぷみたすのはいつだって)

空っぽのそのカップ 満たすのはいつだって

(ぼくじゃないほかのだれかだふたりだけの)

僕じゃない他の誰かだ　2人だけの

(じかんがすぎていくひにくがすぎている)

時間が過ぎていく　皮肉が過ぎている

(くるしいよるもじきにおわる)

苦しい夜もじきに終わる

(たとえみがわりのあいだってよくてこころうめつくしたかんじょうが)

たとえ身代わりの愛だってよくて 心埋め尽くした感情が

(ないふになってあめみたいにふってこのみにささる)

ナイフになって　雨みたいに降って この身に刺さる

(それすらかなわないけっしてまじわらないふたりのおもいが)

それすら叶わない　決して交わらない 2人の想いが

(きょうも)

今日も

(なにがあったってなにくわぬかおですぎさっていくそんなにちじょうが)

何があったって　何食わぬ顔で過ぎ去っていく そんな日常が

(ないふになってあめみたいにふってぼくらをころす)

ナイフになって　雨みたいに降って 僕らを殺す

(かなしみとかくるしみとかきみのなみだとか)

悲しみとか、苦しみとか、きみの涙とか

(ぼくがすくってきみがわらってそれじゃだめなのかな)

僕がすくって、きみが笑って、 それじゃダメなのかな

(だめなんだろうな)

ダメなんだろうな