空が白くてさ ／ 羊毛とおはな

(さいていげんどのにもつだけでまちにでた)

最低限度の荷物だけで街に出た

(そらがしろくてさごぜんちゅう)

空が白くてさ 午前中

(どうでもいいことなんてかんがえるのはやめた)

どうでも いい事なんて考えるのはやめた

(はじめてよるみせがなんかすてきで)

初めて寄る店が なんか素敵で

(このままめをとじてみよう)

このまま 目を閉じてみよう

(もやけたひびにとけていく)

もやけた 日々に溶けていく

(きみにつづくせんろぞいでおおきなちずをひろげて)

君に続く線路沿いで大きな地図を広げて

(まようこともわるいことじゃないきがした)

迷うことも 悪い事じゃない気がした

(ぼくにつづくかわらぞいできれいないしをひろって)

僕に続く河原沿いで 奇麗な石を拾って

(なんかいでもみずのうえをはねてくんだ)

何回でも 水の上を跳ねてくんだ

(こうぎょうだんちのそばのあきちでひとやすみ)

工業団地のそばの 空き地でひと休み

(だれもいなくてさごぜんちゅう)

誰もいなくてさ 午前中

(ゆうきゅうきゅうかのぱぱがこどものてをひきながら)

有給休暇のパパが子供の手を引きながら

(ずっとわらっていたなんかしあわせ)

ずっと笑っていた なんか幸せ

(このままめをとじてみよう)

このまま目を閉じてみよう

(きこえるこえをまくらに)

聞こえる声を枕に

(きみにつづくせんろぞいでじぶんのかんをしんじて)

君に続く線路沿いで 自分の勘を信じて

(まようこともわるいことじゃないきがした)

迷うことも 悪い事じゃない気がした

(ぼくにつづくかわらぞいでおおきないしをかさねて)

僕に続く河原沿いで 大きな石を重ねて

(くずれてでもまたいちからはじめたんだ)

崩れてでも また一から始めたんだ

(きみにつづくせんろぞいでおおきなちずをひろげて)

君に続く線路沿いで大きな地図を広げて

(まようこともわるいことじゃないきがした)

迷うことも 悪い事じゃない気がした

(なんかいでもなんかいでもきれいないしをひろって)

何回でも 何回でも 奇麗な石を拾って

(みつけたんだ)

見つけたんだ