パトスとエートス

(あっぷてんぽですたーと)

アップテンポでスタート

(からまるせんさいなひび)

絡まる繊細な日々

(むきだしのびーとを)

剥き出しのビートを

(りぴーとしてしまう)

リピートしてしまう

(あのときのことばのいみ)

あの時の言葉の意味

(あいしてたきみをたしかに)

愛してた君を確かに

(しだいにとけてゆくなつのぶらうにー)

次第に溶けてゆく 夏のブラウニー

(せんざいいしきのなかでくらすぼくに)

潜在意識の中で 暮らす僕に

(しんじつはまるでどりーみんぐ)

真実はまるでドリーミング

(うみにうかぶつきよりもゆらいでる)

海に浮かぶ月よりも揺らいでる

(どうだっていいよどうだっていいの)

どうだっていいよ。どうだっていいの？

(のどがかわいてあたまくらくら)

喉が渇いて 頭クラクラ

(そんなんでいいの)

そんなんでいいの？

(わかんないよわかんないよ)

わかんないよ。わかんないよ。

(のこされたんだ)

残されたんだ

(くもひとつないぐんじょうに)

雲ひとつない群青に

(ほどけたくつひもをむすぶゆびがえがく)

ほどけた 靴紐を結ぶ指が描く

(ぱとすがにじんだ)

パトスが滲んだ

(あそうそうそれで)

あ、そう、そうそれで、

(あくまとこうしょうのひび)

悪魔と交渉の日々

(きのぬけたそーだ)

気の抜けたソーダ、

(なさそうだおわりは)

無さそうだ終わりは

(あいづちをうつすがたに)

相槌を打つ姿に

(さいごのゆめをみるように)

最期の夢を見るように

(きたいにそえずにうなだれるぼくを)

期待に添えずにうなだれる僕を

(こんとんとしたぶるーでにごすように)

混沌としたブルーで濁すように

(あいしてるきみをたしかに)

「愛してる君を確かに」

(くちをつぐんでもまるでいみはない)

口を噤んでもまるで意味はない

(こんままでいいよ)

こんままでいいよ

(ほんとうのようでほんとうじゃないの)

本当のようで 本当じゃないの

(これはまぼろし)

これは幻

(こどもだましのつくりばなしであんしんしたいの)

子供騙しの作り話で 安心したいの

(うるさいなぁもう)

うるさいなぁ　もう。

(このよのおわりみたいに)

この世の終わりみたいに

(わめいてわかるなら)

わめいて分かるなら

(そこにぼくはいないさすでに)

そこに僕はいないさ 既に

(あんしんですかあいまいでした)

安心ですか？曖昧でした。

(あんしんですか)

安心ですか？

(のこされたんだ)

残されたんだ

(くもひとつないぐんじょうに)

雲ひとつない群青に

(くだけてとびちった)

砕けて飛び散った

(がらすのようなりせいのせいにして)

ガラスの様な理性のせいにして

(さよならなんだ)

サヨナラなんだ

(くもひとつないぐんじょうに)

雲ひとつない群青に

(ほどけたそのゆびをおもいだす)

ほどけた その指を思い出す