セカイセイフク

(それはとおくないわがままなきみのきせきと)

それは遠くない　ワガママな君の軌跡と

(それをとめられなかったぼくが)

それを止められなかった僕が

(しずむせかいのなかめをとじてうけいれた)

沈むセカイの中 眼を閉じて受け入れた

(きみのなさけないはなしさ)

君の情けない話さ

(さきへさきへすすむきみは)

先へ先へ進む君は

(たかいところからみおろして)

高いところから見下ろして

(いるものといらないもの)

イルモノとイラナイモノ

(ごみはじめんのなかにけして)

「ゴミ」は地面の中に　消して

(ぼくのためだときみのためだと)

僕の為だと　君の為だと

(ぎせいのざんがいはみないで)

ギセイの残骸は見ないで

(あしたはくるさきのうはおわり)

明日は来るさ　昨日は終わり

(なみだふみつけてみんなえがおにかえて)

涙踏みつけて　皆笑顔に変えて

(ありあまるちからはじぶんさえきずつけて)

有り余るチカラは自分さえ傷つけて

(なきむしのかみさまさえころして)

泣き虫の神様さえ　殺して

(あいはうみのそこにおとをたててしずんでいく)

愛は海の底に　音を立てて沈んでいく

(だれもしらないままで)

誰も知らないままで

(あふれだすちからはやがて)

溢れ出すチカラはやがて

(にくしみにとらわれていくのさ)

憎しみに囚われていくのさ

(おたがいにたかめあって)

お互いに高め合って

(きずだらけのままあくしゅした)

傷だらけのまま　握手した

(ゆがんだせかいにげだせなくて)

歪んだセカイ　逃げ出せなくて

(うしろにはだれもいなくて)

後ろには誰も居なくて

(ぼくのことばはいまもとどかない)

僕の言葉は　今も届かない

(ちからばかりにぶくひかりつづけている)

チカラばかり　鈍く光り続けている

(きみのなかにあるいたみはけせないのに)

君の中にある　痛みは消せないのに

(おなじいたみをあいてにもあたえて)

同じ痛みを相手にも与えて

(さよならのことばでおわりにしようとしても)

サヨナラの言葉で　終わりにしようとしても

(こころはうごかないんだ)

心は動かないんだ

(ひとりふたりつぶれていく)

ひとり　ふたり　潰れていく

(こたえのばしょをさがしても)

答えの場所を探しても

(ぼくにぼくになきついても)

僕に　僕に　泣きついても

(こぼれたものはにどときみにはもどらないのに)

零れたモノは二度と君には 戻らないのに

(おおきなひかりとおとがあたりにひろがって)

大きな光と　音が辺りに広がって

(つみもばつもあらいながすんだ)

罪も罰も洗い流すんだ

(おわるきみはなにをかんがえているのだろうか)

終わる君は何を考えているのだろうか

(つぎはもうこないのに)

次はもう　来ないのに

(さよならさよなら)

サヨナラ　サヨナラ

(つちにかえったきみとあなだらけのぼくはねむりにつくよ)

土に還った君と 穴だらけの僕は眠りにつくよ

(ぜろにもどるひまでえいえんをさまよって)

ゼロに戻る日まで 永遠をさまよって

(おなじことくりかえしてく)

同じこと　繰り返してく