明朝、猫は静かに嗤ふ
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歌詞(問題文)
(じゅうやうやむやにやかれひたひたのあたまのなか)
十夜 うやむやに焼かれ ひたひたの頭の中
(やめのねのなりやまんなけどまた)
止めの音の鳴り止まん 泣けどまた
(あのひとひとりのがれみなみなのあたまとな)
あの人ひとり逃れ 皆々の頭とな
(すやすやねんねのまにかれきのした)
すやすや ねんねの間に 枯れ木の下
(かぜはつめたかろうかそとはくれただろうか)
風は冷たかろうか 外は暮れただろうか
(おとはきえただろうかかねはふえただろうか)
音は消えただろうか 金は増えただろうか
(いじはきえただろうかとこはふえただろうか)
意地は消えただろうか 床は増えただろうか
(かみはすべらかそうかたがためや)
髪は滑らかそうか 誰が為や
(しゅうやうたいあえや)
終夜 唄い合えや
(たりらんたりらんたりらん)
たりらん たりらん たりらん
(いやいやうたいあえや)
嫌々 唄い合えや
(たりらんたりらんたりらん)
たりらん たりらん たりらん
(みたか)
見たか
(あっちもこっちもどっちもそっちもないや)
あっちもこっちもどっちもそっちもないや
(たりらんたりらんたりらんりら)
たりらん たりらん たりらん り ら
(ようきなきょうじもさんじのこうじもないや)
陽気な矜持も惨事の後事もないや
(たりらんたりらんたりらんりらろ)
たりらん たりらん たりらん り ら ろ
(はしのこよめとめを)
愛しの子よ メとメを
(はじのこのけとけよ)
恥じの子の ケとケよ
(さきのこよめとめを)
先の子よ メとメを
(さじのこのけとけよ)
些事の子の ケとケよ
(きゅうやむちゃくちゃにだかれひやひやのあたまとなり)
九夜 無茶苦茶に抱かれ ひやひやの頭となり
(なぜのねのなりやまんかれどまた)
何故の音の鳴り止まん 枯れどまた
(いましらしらときたりやわはだもまっかとなり)
今 白々と来たり 柔肌も真赤となり
(だれのめもあざむかんなせどまた)
誰の目も欺かん なせどまた
(つれづれみえどはればれみえど)
徒然見えど 晴れ晴れ見えど
(ほれぼれゆれどゆらゆらゆれど)
惚れぼれ揺れど ゆらゆら揺れど
(かなわぬゆめとたがわぬゆめと)
叶わぬ夢と 違わぬ夢と
(かなわのせわらとおはぐろを)
鉄輪載せ 藁と鉄漿を
(しゅうやくらいあえや)
終夜 喰らい合えや
(たりらんたりらんたりらん)
たりらん たりらん たりらん
(けたけたくらいあえや)
ケタケタ喰らい合えや
(たりらんたりらんたりらん)
たりらん たりらん たりらん
(みたな)
見たな
(きんじようがぎんじちゃえばいいや)
禁じようが吟じちゃえばいいや
(たりらんたりらんたりらんりらろ)
たりらん たりらん たりらん り ら ろ
(しんじようがしんじまえばいいや)
信じようが死んじまえばいいや
(たりらんたりらんたりらんりらろ)
たりらん たりらん たりらん り ら ろ
(しゅうやうばいあえや)
終夜 奪い合えや
(たりらんたりらんたりらん)
たりらん たりらん たりらん
(けなげなつがいなもんや)
健気なつがいなもんや
(たりらんたりらんたりらん)
たりらん たりらん たりらん
(きたな)
来たな
(そうまとうがとんじまえばいいや)
走馬灯が飛んじまえばいいや
(たりらんたりらんたりらんりらろ)
たりらん たりらん たりらん り ら ろ
(しんでようがえんじちゃえばいいや)
死んでようが演じちゃえばいいや
(たりらんたりらんたりらんりらろ)
たりらん たりらん たりらん り ら ろ
(あっけのはしのこはしよかんねんのはじのこはじよ)
呆気の愛しの子愛しよ 観念の恥じの子恥じよ
(さきのほんねをはじれどはじれど)
先の本音を恥じれど恥じれど
(あんかんなぼけははしのこはしよ)
安閑な呆けは愛しの子愛しよ
(さいのりょうてをかじれどかじれど)
差異の両手を齧れど齧れど
(らんらんなぼけははしのこはしよ)
爛々な呆けは愛しの子愛しよ