オリジナル呼吸 龍の呼吸7
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(じゅういちのかた:りゅうおう・はてんせいばつ)
拾壱の型:龍王・覇天征伐
(がいよう:りゅうぞくのおうがてんをしはいするまをうちほろぼしたというでんしょうをけんぎへしょうかした、)
概要:龍族の王が天を支配する魔を討ち滅ぼしたという伝承を剣技へ昇華した、
(りゅうのこきゅうさいだいきゅうのけっせんがた。)
龍の呼吸最大級の決戦型。
(しようしゃはぜんしんへりゅうのこきゅうをめぐらせ、みずからをりゅうおうのけしんとかすことで、)
使用者は全身へ龍の呼吸を巡らせ、自らを龍王の化身と化すことで、
(あっとうてきないあつかんとはかいりょくをもつれんぞくざんげきをはなつ。)
圧倒的な威圧感と破壊力を持つ連続斬撃を放つ。
(このかたはたんなるいちげきひっさつではなく、りゅうおうがてきをおいつめ、)
この型は単なる一撃必殺ではなく、龍王が敵を追い詰め、
(さいごにはおうのひとたちでうちはたすまでをいちれんのながれとしてさいげんしている。)
最後に覇王の一太刀で討ち果たすまでを一連の流れとして再現している。
(れんぞくするもうこうはてきへいっさいのはんげきをゆるさず、さいごのいちげきはやまをたち、)
連続する猛攻は敵へ一切の反撃を許さず、最後の一撃は山を断ち、
(じょうかくすらりょうだんするほどのいりょくをほこる。)
城郭すら両断するほどの威力を誇る。
(りゅうのこきゅうのなかでもおうじゃのちからと、)
龍の呼吸の中でも王者の力と、
(あっとうてきしはいりょくをしょうちょうするかたであり、)
圧倒的支配力を象徴する型であり、
(はしらであってもよういにはあつかえないちょうこうとうわざである。)
柱であっても容易には扱えない超高等技である。
(とくちょう:りゅうのこきゅうでもっともせいあつりょくにすぐれたかた。)
特徴:龍の呼吸で最も制圧力に優れた型。
(いちげきではなくれんぞくこうげきによっててきをかんぜんにおいつめる。)
一撃ではなく連続攻撃によって敵を完全に追い詰める。
(いあつかんだけでてきのうごきをにぶらせるほどのはきをはなつ。)
威圧感だけで敵の動きを鈍らせるほどの覇気を放つ。
(こうげきはんい、そくど、はかいりょくのすべてがさいこうすいじゅん。)
攻撃範囲、速度、破壊力の全てが最高水準。
(さいごのひとたち「はてんだん」がさいだいかりょくとなる。)
最後の一太刀「覇天断」が最大火力となる。
(きょうてきやじょうげんのおにとのけっせんをそうていしてあみだされたかた。)
強敵や上弦の鬼との決戦を想定して編み出された型。
(じゅうにのかたへつなげることで、りゅうのこきゅうはさいしゅうだんかいへいこうする。)
拾弐の型へ繋げることで、龍の呼吸は最終段階へ移行する。
(はつどうえんしゅつ:しようしゃはかたなをしずかにげだんへかまえ、ゆっくりといきをすいこむ。)
発動演出:使用者は刀を静かに下段へ構え、ゆっくりと息を吸い込む。
など
(ぜんしゅうちゅうのこきゅうがきょくげんまでたっすると、)
全集中の呼吸が極限まで達すると、
(とうしんはふかいそうぎんいろからこうごうしいおうごんをおびたあおいろへとかがやきはじめる。)
刀身は深い蒼銀色から神々しい黄金を帯びた蒼色へと輝き始める。
(どうじにそらはあんうんでおおわれ、てんちへむすうのあおじろいかみなりがはしる。)
同時に空は暗雲で覆われ、天地へ無数の青白い雷が走る。
(やがてせんじょうぜんたいをゆるがすほうこうとともに、)
やがて戦場全体を揺るがす咆哮とともに、
(いっとうのきょだいなりゅうおうがうんかいをつきやぶってすがたをあらわす。)
一頭の巨大な龍王が雲海を突き破って姿を現す。
(りゅうおうはつうじょうのりゅうよりもはるかにきょだいで、おうごんのつのとそうぎんのうろこをもち、)
龍王は通常の龍よりも遥かに巨大で、黄金の角と蒼銀の鱗を持ち、
(そのいあつだけでくうきがふるえ、だいちにはむすうのきれつがはしる。)
その威圧だけで空気が震え、大地には無数の亀裂が走る。
(しようしゃがふみこむと、りゅうおうもどうじにぜんしんし、)
使用者が踏み込むと、龍王も同時に前進し、
(かたなをふるうたびにきょだいなりゅうそうのざんげきがいくえにもはなたれる。)
刀を振るうたびに巨大な龍爪の斬撃が幾重にも放たれる。
(れんぞくするもうこうのさいご、りゅうおうはてんくうたかくまいあがり、てんちをふるわせるほうこうをはなつ。)
連続する猛攻の最後、龍王は天空高く舞い上がり、天地を震わせる咆哮を放つ。
(そのほうこうにこおうするようにてんくうからすうひゃっぽんのかみなりがりゅうおうへあつまり、)
その咆哮に呼応するように天空から数百本の雷が龍王へ集まり、
(きょだいなあおきんいろのこうじんがけいせいされる。)
巨大な蒼金色の光刃が形成される。
(しようしゃがこんしんのちからでかたなをふりおろすと、りゅうおうもきょだいなまえあしをふりおろし、)
使用者が渾身の力で刀を振り下ろすと、龍王も巨大な前脚を振り下ろし、
(てんちをりょうだんするほどのきょだいないっせんがせんじょうをかけぬける。)
天地を両断するほどの巨大な一閃が戦場を駆け抜ける。
(ざんげきがつうかしたあとにはせいじゃくだけがのこり、)
斬撃が通過した後には静寂だけが残り、
(りゅうおうはむすうのりゅうりんのひかりとなってゆっくりとてんくうへかえっていく。)
龍王は無数の龍鱗の光となってゆっくりと天空へ還っていく。
(みため:とうしんはそうぎんいろとこがねいろがまざりあったしんぴてきなかがやきをはなち、)
見た目:刀身は蒼銀色と黄金色が混ざり合った神秘的な輝きを放ち、
(やいばぜんたいにはりゅうりんをおもわせるもんようがせんめいにうかびあがる。)
刃全体には龍鱗を思わせる紋様が鮮明に浮かび上がる。
(しようしゃのはいごにはすうひゃくめーとるにもおよぶりゅうおうがけんげんし、)
使用者の背後には数百メートルにも及ぶ龍王が顕現し、
(そのからだはそうぎんいろのうろことおうごんのかみなりでおおわれている。)
その身体は蒼銀色の鱗と黄金の雷で覆われている。
(りゅうおうのおうごんのつのはてんくうをつくようにのび、ひとみはたいようのようなこがねいろにかがやく。)
龍王の黄金の角は天空を突くように伸び、瞳は太陽のような黄金色に輝く。
(ほうこうするたびにそらにはきょだいならいうんがうずをまき、あおじろいかみなりがたきのようにふりそそぐ。)
咆哮するたびに空には巨大な雷雲が渦を巻き、青白い雷が滝のように降り注ぐ。
(かたなをふるうきせきはきょだいなりゅうそうとなってくうかんをきりさき、)
刀を振るう軌跡は巨大な龍爪となって空間を切り裂き、
(せんじょうにはそうぎんいろのせんこうがなんぼんもこうさする。)
戦場には蒼銀色の閃光が何本も交差する。
(さいごのいちげきでは、てんちをつらぬくいっぽんのきょだいなこうじんがしゅつげんし、)
最後の一撃では、天地を貫く一本の巨大な光刃が出現し、
(そのしゅういにはりゅうりんじょうのこうへんとおうごんのらいかかがあらしのようにまいちる。)
その周囲には龍鱗状の光片と黄金の雷火花が嵐のように舞い散る。
(かたがおわると、りゅうおうのすがたはむすうのあおいこうりゅうへとかわり、)
型が終わると、龍王の姿は無数の蒼い光粒へと変わり、
(そらからりゅうりんをおもわせるそうぎんいろのひかりがしずかにふりそそぐ。)
空から龍鱗を思わせる蒼銀色の光が静かに降り注ぐ。
(ゆらい:りゅうおうとは、こらいよりすべてのりゅうをすべるおうとされるしんせいなそんざいであり、)
由来:龍王とは、古来よりすべての龍を統べる王とされる神聖な存在であり、
(てん、ち、うみ、かみなり、ふううをしはいするぜったいてきなしゅごしんとしてあがめられてきた。)
天、地、海、雷、風雨を支配する絶対的な守護神として崇められてきた。
(はてんはてんをせいするほどのあっとうてきなちから、)
覇天は天を制するほどの圧倒的な力、
(せいばつはせかいをおどかすじゃあくをうちほろぼすことをいみしている。)
征伐は世界を脅かす邪悪を討ち滅ぼすことを意味している。
(「りゅうおうがてんかいへしんこうしたまじんをうちはたし、せかいへふたたびへいおんをもたらした」)
「龍王が天界へ侵攻した魔神を討ち果たし、世界へ再び平穏をもたらした」
(というさいこのりゅうおうでんしょうをもとにそうしされたけんぎである。)
という最古の龍王伝承をもとに創始された剣技である。
(りゅうのこきゅうにおいてこのかたは、)
龍の呼吸においてこの型は、
(「おうじゃとしててきをかんぜんにせいあつし、さいごのいちげきでしゅうえんをあたえる」)
「王者として敵を完全に制圧し、最後の一撃で終焉を与える」
(というりねんをたいげんしておりそのいげんとはかいりょくから「りゅうおうのさばき」ともしょうされる。)
という理念を体現しておりその威厳と破壊力から「龍王の裁き」とも称される。