オリジナル呼吸 龍の呼吸9
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(じゅうさんのかた:りゅうじん・きょくてんしゅうえんぶ)
拾参の型:龍神・極天終焉舞
(がいよう:りゅうしんがてんちのことわりそのものとなり、)
概要:龍神が天地の理そのものとなり、
(しゅうえんへいたるしんせいなるまいをけんぎとしてしょうかした、りゅうのこきゅうさいおうぎのひとつ。)
終焉へ至る神聖なる舞を剣技として昇華した、龍の呼吸最奥義の一つ。
(しようしゃはこれまでのじゅうにのかたをひとつのながれへとうごうし、)
使用者はこれまでの十二の型を一つの流れへ統合し、
(いっさいのむだがないれんぞくけんぶをくりひろげる。)
一切の無駄がない連続剣舞を繰り広げる。
(このかたにはきまったいちげきやじゅんじょはそんざいせず、こうげき、ぼうぎょ、)
この型には決まった一撃や順序は存在せず、攻撃、防御、
(かいひ、はんげき、きどうのすべてがりゅうしんのまいのいちぶとなる。)
回避、反撃、機動のすべてが龍神の舞の一部となる。
(てきはどこからざんげきがとんでくるのかよそくできず、)
敵はどこから斬撃が飛んでくるのか予測できず、
(いっしゅんのすきをつかれてたえまないざんげきのうずへのみこまれていく。)
一瞬の隙を疲れて絶え間ない斬撃の渦へ飲み込まれていく。
(りゅうしんがてんをまうようなうつくしさと、)
龍神が天を舞うような美しさと、
(せかいをしゅうえんへみちびくほどのはかいりょくをかねそなえたかたであり、)
世界を終焉へ導くほどの破壊力を兼ね備えた型であり、
(れきだいのりゅうのこきゅうのつかいてでも、)
歴代の龍の呼吸の使い手でも、
(かんぜんにあつかえたものはわずかひとりしかいなかったとされる。)
完全に扱えた者はわずか一人しかいなかったとされる。
(とくちょう:りゅうのこきゅうでもっともかんせいされたれんぞくけんぶ。)
特徴:龍の呼吸で最も完成された連続剣舞。
(いちのかたからじゅうにのかたまでのぎじゅつをじざいにおりまぜながらたたかう。)
壱の型から拾弐の型までの技術を自在に織り交ぜながら戦う。
(ざんげき、らいげき、ぼうふう、しょうげきはがいったいかし、)
斬撃、雷撃、暴風、衝撃波が一体化し、
(こうげきがとぎれることがない。)
攻撃が途切れることがない。
(しようしゃのうごきはりゅうしんがてんくうをまっているようにへんげんじざいで、)
使用者の動きは龍神が天空を舞っているように変幻自在で、
(ざんぞうだけでもてきをまどわせる。)
残像だけでも敵を惑わせる。
(あいてのこうげきをうけながし、そのいきおいをりようしてそくざにはんげきへてんじられる。)
相手の攻撃を受け流し、その勢いを利用して即座に反撃へ転じられる。
など
(あいてがつよければつよいほど、まいのそくどといりょくがさらにましていく。)
相手が強ければ強いほど、舞の速度と威力がさらに増していく。
(ついのかたをはつどうするためのさいごのとうたつてんとなる。)
終の型を発動するための最後の到達点となる。
(はつどうえんしゅつ:しようしゃはかたなをしずかにおさめ、ゆっくりとめをとじる。)
発動演出:使用者は刀を静かに納め、ゆっくりと目を閉じる。
(ぜんしゅうちゅうのこきゅうがきょくげんをこえたしゅんかん、とうしんはこうごうしいそうはくしょくへへんかし、)
全集中の呼吸が極限を超えた瞬間、刀身は神々しい蒼白色へ変化し、
(ぜんしんへりゅうのあざがこがねいろにかがやきながらひろがっていく。)
全身へ龍の痣が黄金色に輝きながら広がっていく。
(せんじょうぜんたいがせいじゃくにつつまれ、かぜもおともとまる。)
戦場全体が静寂に包まれ、風も音も止まる。
(そのしゅんかん、てんちをゆるがすりゅうしんのほうこうがひびきわたりそらをおおううんかいがさゆうへわれる。)
その瞬間、天地を揺るがす龍神の咆哮が響き渡り空を覆う雲海が左右へ割れる。
(さけたてんくうのおくから、れきだいさいだいとなるりゅうしんがすがたをあらわす。)
裂けた天空の奥から、歴代最大となる龍神が姿を現す。
(そのぜんちょうはひとつのさんみゃくにもひってきし、)
その全長は一つの山脈にも匹敵し、
(からだにはほしぞらのようなそうぎんいろのうろこがかがやき、つのはてんくうをつらぬくほどきょだいである。)
身体には星空のような蒼銀色の鱗が輝き、角は天空を貫くほど巨大である。
(しようしゃがいっぽをふみだすと、りゅうしんもどうじにまいはじめる。)
使用者が一歩を踏み出すと、龍神も同時に舞い始める。
(かたなをふるうたびにりゅうしんはてんくうをせんかいし、)
刀を振るうたびに龍神は天空を旋回し、
(あおいかみなり、はくぎんのぼうふう、おうごんのひかりがいくえにもこうさする。)
蒼い雷、白銀の暴風、黄金の光が幾重にも交差する。
(せんじょうにはすうひゃっぽんものりゅうのきせきがえがかれ、)
戦場には数百本もの龍の軌跡が描かれ、
(それぞれがきょだいなりゅうとなっててきをほういする。)
それぞれが巨大な龍となって敵を包囲する。
(やがてじゅうにとうのそうりゅうがりゅうしんのしゅういへしゅうけつし、)
やがて十二頭の蒼龍が龍神の周囲へ集結し、
(ひとつのきょだいなこうりんをけいせいする。)
一つの巨大な光輪を形成する。
(さいごにりゅうしんはてんたかくまいあがり、てんちをふるわせるしんせいなほうこうをはなつ。)
最後に龍神は天高く舞い上がり、天地を震わせる神聖な咆哮を放つ。
(そのほうこうとともにじゅうにとうのりゅうはいっせいにきゅうこうかし、)
その咆哮とともに十二頭の龍は一斉に急降下し、
(むすうのざんげきとらいげきがてきへふりそそぐ。)
無数の斬撃と雷撃が敵へ降り注ぐ。
(せんじょうはあおじろいせんこうにつつまれ、せいじゃくがもどったころには、)
戦場は蒼白い閃光に包まれ、静寂が戻った頃には、
(てきだけがむすうのざんこんをきざまれてたちつくしている。)
敵だけが無数の斬痕を刻まれて立ち尽くしている。
(みため:とうしんはすきとおるようなそうはくぎんいろへへんかし、)
見た目:刀身は透き通るような蒼白銀色へ変化し、
(やいばぜんたいへりゅうのうろこをおもわせるもんようがこがねいろにかがやく。)
刃全体へ龍の鱗を思わせる紋様が黄金色に輝く。
(しようしゃのはいごにはれきだいさいだいのりゅうしんがけんげんし、)
使用者の背後には歴代最大の龍神が顕現し、
(そのからだはよぞらのほしぼしをうつしたようなそうぎんいろのうろこでおおわれている。)
その身体は夜空の星々を映したような蒼銀色の鱗で覆われている。
(りゅうしんのちょうだいなからだはてんくうをいくえにもせんかいし、)
龍神の長大な身体は天空を幾重にも旋回し、
(そのきせきはきょだいなえんかんとなってせんじょうぜんたいをつつみこむ。)
その軌跡は巨大な円環となって戦場全体を包み込む。
(りゅうしんのしゅういにはじゅうにとうのそうりゅうがまもるようにまい、)
龍神の周囲には十二頭の蒼龍が衛るように舞い、
(それぞれがかみなり、かぜ、くも、ひかり、そうえんをまといながらうつくしいらせんをえがく。)
それぞれが雷、風、雲、光、蒼炎を纏いながら美しい螺旋を描く。
(かたなをふるうたびにりゅうりんじょうのこうへんがりゅうせいのようにまい、)
刀を振るうたびに龍鱗状の光片が流星のように舞い、
(あおじろいかみなりがてんくうをじゅうおうむじんにかけめぐる。)
青白い雷が天空を縦横無尽に駆け巡る。
(かたのしゅうばんでは、りゅうしんとじゅうにとうのりゅうがきょだいなりゅうもんをてんくうへえがきだし、)
型の終盤では、龍神と十二頭の龍が巨大な龍紋を天空へ描き出し、
(そのちゅうしんからてんとちをむすぶあおじろいこうちゅうがあらわれる。)
その中心から天と地を結ぶ青白い光柱が現れる。
(せんじょうぜんたいはしんいきのようなあおいひかりにつつまれ、)
戦場全体は神域のような蒼い光に包まれ、
(まるでせかいそのものがりゅうしんのぶたいとなったかのようなそうだいなこうけいがひろがる。)
まるで世界そのものが龍神の舞台となったかのような壮大な光景が広がる。
(ゆらい:りゅうしんとは、すべてのりゅうをうみだし、)
由来:龍神とは、すべての龍を生み出し、
(てん、ち、うみ、かみなり、せいめいをつかさどるさいこういのしんかくをいみする。)
天、地、海、雷、生命を司る最高位の神格を意味する。
(りゅうしんはせかいのきんこうをたもつそんざいであり、)
龍神は世界の均衡を保つ存在であり、
(そのまいはてんちそうせいとしゅうえんをどうじにしょうちょうするとつたえられている。)
その舞は天地創生と終焉を同時に象徴すると伝えられている。
(きょくてんはかみがみすらとうたつできないてんくうのさいはて、)
極天は神々すら到達できない天空の最果て、
(しゅうえんぶはすべてをおわらせ、)
終焉舞はすべてを終わらせ、
(どうじにあらたなはじまりをつげるしんせいなるまいをいみする。)
同時に新たな始まりを告げる神聖なる舞を意味する。
(「りゅうしんはせかいをおおっただいさいやくとのさいしゅうけっせんで、)
「龍神は世界を覆った大災厄との最終決戦で、
(てんくうをまいながらてんちをじょうかし、あらたなじだいをきりひらいた」)
天空を舞いながら天地を浄化し、新たな時代を切り開いた」
(というさいこのしんわからちゃくそうをえてそうしされた。)
という最古の神話から着想を得て創始された。
(りゅうのこきゅうにおいては、)
龍の呼吸においては、
(「じゅうにのかたをかんぜんにきわめたものだけがとうたつできるしんいきのけんぶ」とされ、)
「十二の型を完全に極めた者だけが到達できる神域の剣舞」とされ、
(そのうつくしさとはかいりょくはれきだいのきさつたいしから、)
その美しさと破壊力は歴代の鬼殺隊士から、
(かみがまうしゅうえんのこうけいとかたりつがれている。)
神が舞う終焉の光景と語り継がれている。