オリジナル呼吸 文字の呼吸13
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| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | nao@koya | 5109 | 王(SS++) | 5.2 | 97.7% | 796.3 | 4167 | 98 | 69 | 2026/09/19 |
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問題文
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(じゅうにのかた:きんしょ・ひゃっきやこうえまき)
拾弐の型:禁書・百鬼夜行絵巻
(がいよう:もじのこきゅうが、げんじつにそんざいするもじだけでなく、)
概要:文字の呼吸が、現実に存在する文字だけでなく、
(ふるくからつたわるでんしょうやよういまでも、)
古くから伝わる伝承や妖異までも、
(ぶんしょうとしてぐげんかできるりょういきへとうたつしたことをしめすこういがた。)
文章として具現化できる領域へ到達したことを示す高位型。
(しようしゃは「ばんしょうそうてん」からいちまいのきょだいなえまきをてんかいし、)
使用者は「万象創典」から一枚の巨大な絵巻を展開し、
(そのなかへえがかれたようかい、おに、いけい、けものなどを、)
その中へ描かれた妖怪、鬼、異形、獣などを、
(もじとすみによってげんじつせかいへよびだす。)
文字と墨によって現実世界へ呼び出す。
(ただし、かんぜんにじゆうなしょうかんではなく、)
ただし、完全に自由な召喚ではなく、
(えまきへしるされたそんざいにはそれぞれこゆうのせいしつがせっていされている。)
絵巻へ記された存在にはそれぞれ固有の性質が設定されている。
(そのせいしつをぶんしょうとしてかきかえることで、)
その性質を文章として書き換えることで、
(こうげき、ぼうがい、ついせき、ぼうぎょなどへやくわりをへんかさせられる。)
攻撃、妨害、追跡、防御などへ役割を変化させられる。
(じゅういちのかたがもじじゅつそのものをひとつのしんてんへとうごうするかただったのにたいし、)
拾壱ノ型が文字術そのものを一つの神典へ統合する型だったのに対し、
(じゅうにのかたはそこからさらにすすみ、)
拾弐ノ型はそこからさらに進み、
(きろくされたでんしょうそのものをげんじつへよびだすかたとなっている。)
記録された伝承そのものを現実へ呼び出す型となっている。
(とくちょう:むすうのようい、げんじゅう、いけいをもじとすみからぐげんかする。)
特徴:無数の妖異、幻獣、異形を文字と墨から具現化する。
(しょうかんされたそんざいはすべてえまきにきろくされたもじじゅつしきでこうせいされる。)
召喚された存在はすべて絵巻に記録された文字術式で構成される。
(いったいごとにことなるのうりょく、せいしつをもつ。)
一体ごとに異なる能力、性質を持つ。
(ふくすうたいをどうじにてんかいでき、しゅうだんせんにひじょうにつよい。)
複数体を同時に展開でき、集団戦に非常に強い。
(しょうかんしたよういをたて、ていさつ、ついせき、こうげきなどにつかいわけられる。)
召喚した妖異を盾、偵察、追跡、攻撃などに使い分けられる。
(えまきそのものをかきかえることで、しょうかんされたそんざいのせいしつをいちぶへんこうできる。)
絵巻そのものを書き換えることで、召喚された存在の性質を一部変更できる。
など
(よういをたおされても、えまきにふたたびもじをかきこむことでさいこうせいできる。)
妖異を倒されても、絵巻に再び文字を書き込むことで再構成できる。
(ただし、きょうりょくなそんざいほどたいりょうのせいしんりょくをひつようとする。)
ただし、強力な存在ほど大量の精神力を必要とする。
(しょうかんされたそんざいがつよすぎるばあい、しようしゃのせいぎょがむずかしくなる。)
召喚された存在が強すぎる場合、使用者の制御が難しくなる。
(さいだいのとくちょうは、もじをつかってあたらしいそんざいをつくるのではなく、)
最大の特徴は、文字を使って新しい存在を作るのではなく、
(ものがたりやでんしょうとしてきろくされたそんざいをよびおこすこと。)
物語や伝承として記録された存在を呼び起こすこと。
(はつどうえんしゅつ:しようしゃは「ばんしょうそうてん」をじめんへおき、はねぺんをたてにかまえる。)
発動演出:使用者は「万象創典」を地面へ置き、羽ペンを縦に構える。
(そのしゅんかんぼんのぺーじからたいりょうのすみがながれだし、じめんをはうようにひろがっていく。)
その瞬間本のページから大量の墨が流れ出し、地面を這うように広がっていく。
(すみはいっぽんのきょだいなまきものへとへんかし、くうちゅうへいきおいよくのびていく。)
墨は一本の巨大な巻物へと変化し、空中へ勢いよく伸びていく。
(えまきがかんぜんにひらかれると、そのひょうめんにはむすうのもじといけいのえがうかびあがる。)
絵巻が完全に開かれると、その表面には無数の文字と異形の絵が浮かび上がる。
(しようしゃははねぺんでえまきへさいしょのひともじをかく。)
使用者は羽ペンで絵巻へ最初の一文字を書く。
(「おに」つづいて、)
「鬼」続いて、
(「よう」「けもの」「かげ」「りゅう」などのもじをれんぞくしてかきこむ。)
「妖」「獣」「影」「龍」などの文字を連続して書き込む。
(するとえまきにえがかれていたいけいたちのめがいっせいにひかりはじめる。)
すると絵巻に描かれていた異形たちの目が一斉に光り始める。
(つぎのしゅんかん、えまきからきょだいなすみのてがのび、)
次の瞬間、絵巻から巨大な墨の手が伸び、
(えがかれたよういをいったいずつげんじつへひきずりだしていく。)
描かれた妖異を一体ずつ現実へ引きずり出していく。
(よういはさいしょ、くろいすみえのじょうたいであらわれる。)
妖異は最初、黒い墨絵の状態で現れる。
(しかしじめんへおりたったしゅんかん、もじのりんかくがひかりへかわり、)
しかし地面へ降り立った瞬間、文字の輪郭が光へ変わり、
(かんぜんなじったいをもつそんざいへへんかする。)
完全な実体を持つ存在へ変化する。
(やがてすうじゅう、すうひゃくのよういがせんじょうをうめつくし、そらにはきょだいなようちょう、)
やがて数十、数百の妖異が戦場を埋め尽くし、空には巨大な妖鳥、
(ちじょうにはいけいのけもの、しゅういにはむすうのもじおにがてんかいされる。)
地上には異形の獣、周囲には無数の文字鬼が展開される。
(さいごにしようしゃがえまきのちゅうおうへおおきく「よる」とかきこむ。)
最後に使用者が絵巻の中央へ大きく「夜」と書き込む。
(するとせかいがいっしゅんでくらやみにつつまれ、くうちゅうへきょだいなまんげつがうかびあがる。)
すると世界が一瞬で暗闇に包まれ、空中へ巨大な満月が浮かび上がる。
(そのつきあかりのなかでひゃっきがいっせいにうごきはじめ、)
その月明かりの中で百鬼が一斉に動き始め、
(まるでほんもののひゃっきやこうがはじまったかのようなこうけいとなる。)
まるで本物の百鬼夜行が始まったかのような光景となる。
(みため:えまきはきょだいなはくしではなく、くろ・きん・あおをきちょうとしたこだいえまき。)
見た目:絵巻は巨大な白紙ではなく、黒・金・蒼を基調とした古代絵巻。
(ひょうめんにはむすうのもじとすみえがえがかれている。)
表面には無数の文字と墨絵が描かれている。
(しょうかんされたよういたちは、さいしょはすみでえがかれたへいめんてきなそんざいだが、)
召喚された妖異たちは、最初は墨で描かれた平面的な存在だが、
(げんじつかするとあおじろいひかりとぼくえんをまとったりったいてきなすがたへへんかする。)
現実化すると蒼白い光と墨煙を纏った立体的な姿へ変化する。
(よういのしんたいにはところどころもじがうかびあがり、)
妖異の身体にはところどころ文字が浮かび上がり、
(「おに」「かげ」「きば」「けもの」「のろい」など、)
「鬼」「影」「牙」「獣」「呪」など、
(それぞれのそんざいをしょうちょうするもじがもんしょうのようにきざまれている。)
それぞれの存在を象徴する文字が紋章のように刻まれている。
(くうちゅうにはきょだいなえまきがなんじゅうにもてんかいし、そこからむすうのすみもじがながれおちる。)
空中には巨大な絵巻が何重にも展開し、そこから無数の墨文字が流れ落ちる。
(せんじょうをうめつくしたひゃっきは、あおじろいひとみをかがやかせながらいっせいにぜんしんし、)
戦場を埋め尽くした百鬼は、青白い瞳を輝かせながら一斉に前進し、
(こうほうではしようしゃがしずかにはねぺんをうごかしつづける。)
後方では使用者が静かに羽ペンを動かし続ける。
(とおくからみると、きょだいないちまいのえまきがげんじつせかいへひろがり、)
遠くから見ると、巨大な一枚の絵巻が現実世界へ広がり、
(そのなかみがすべてそとへあふれだしているようにみえる。)
その中身がすべて外へ溢れ出しているように見える。
(ゆらい:きんしょとは、あまりにもきょうだいなちからをもつため、)
由来:禁書とは、あまりにも強大な力を持つため、
(つうじょうのけいしょうしゃにはえつらんすらゆるされなかったこだいのきろくをいみする。)
通常の継承者には閲覧すら許されなかった古代の記録を意味する。
(そのきんしょには、ふるいじだいからかたりつがれてきた、)
その禁書には、古い時代から語り継がれてきた、
(ようかい、げんじゅう、いけいのでんしょうがたいりょうにしるされていた。)
妖怪、幻獣、異形の伝承が大量に記されていた。
(ひゃっきやこうは、よるにおおくのよういがれつをなしてあるくというでんしょうをしょうちょうすることば。)
百鬼夜行は、夜に多くの妖異が列を成して歩くという伝承を象徴する言葉。
(えまきは、ぶんしょうとえによってものがたりをきろくするにほんどくじのけいしきをあらわしている。)
絵巻は、文章と絵によって物語を記録する日本独自の形式を表している。
(このかたは、れきだいのもじのこきゅうのけいしょうしゃが、)
この型は、歴代の文字の呼吸の継承者が、
(こだいのよういえまきをけんきゅうしたことからうまれた。)
古代の妖異絵巻を研究したことから生まれた。
(けんきゅうしゃは、「もじでそんざいをきろくできるなら、)
研究者は、「文字で存在を記録できるなら、
(きろくされたそんざいをもじからよびもどすこともできるのではないか」とかんがえた。)
記録された存在を文字から呼び戻すこともできるのではないか」と考えた。
(ながいけんきゅうのすえ、えまきへしるされたそんざいをもじじゅつしきとしてげんじつかするぎじゅつがかんせい。)
長い研究の末、絵巻へ記された存在を文字術式として現実化する技術が完成。
(このかたによってもじのこきゅうは、しぜんげんしょうやものがたりだけでなく、)
この型によって文字の呼吸は、自然現象や物語だけでなく、
(でんしょうそのものまでぐげんかするりょういきへとうたつした。)
伝承そのものまで具現化する領域へ到達した。